商業捕鯨が認められている小型のクジラ、ツチクジラの漁が今月25日から北海道南部の日本海側で解禁され、30日未明、函館港に1頭目が水揚げされました。 水揚げを行ったのは和歌山県の太地町漁協の漁業者が乗り組む網走市の水産会社が所有する捕鯨船で、29日、乙部町の沖合18キロで捕獲しました。 捕鯨船は30日午前0時15分ごろ、函館市の豊川ふ頭に到着し、体長9.5メートル、体重10.8トンのメスのツチクジラが大型クレーンでつり上げられました。 国内でことし最初のツチクジラの水揚げだということで、函館市内の水産加工会社で解体処理され、31日、函館の水産市場で競りにかけられます。 捕鯨船の法花正志船長は「事故もけがもなく、大きいのがとれてよかったです」と話していました。 ツチクジラは条約の規制対象外で、国の管理の下、商業捕鯨が行われています。 北海道南部のツチクジラの捕獲枠は10頭で、来月末まで漁が行わ