将棋のアマチュア強豪で、6月に第37期朝日アマチュア将棋名人になった今泉健司さん(41)=広島県福山市、会社員=が5日、大阪市の関西将棋会館での第8回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)一次予選でプロの星野良生(よしたか)四段(25)に勝ち、日本将棋連盟のプロ棋士編入試験の受験資格を満たした。今泉さんは「せっかくの巡り合った機会ですから、挑戦したいと思います」と話した。現行規定で初の受験者となる。 受験する場合は1カ月以内に申請する決まり。申請受理月の2カ月後から、20代のプロ棋士四段5人との五番勝負が始まる。1カ月に1局指し、3勝すればプロ四段になれる。 現行の編入試験は、05年に当時アマ強豪だった瀬川晶司五段(44)がプロ公式戦で17勝6敗の成績を挙げて特例でプロ編入試験を受けて合格したのをきっかけに、06年に制度化された。 プロ編入試験は、戦中の1944年に花村元司九段(故人)が合