地方議員(県、区、町村議会議員など)でありながら、国政レベルの政策ばかり提言する議員を想像してほしい。元来、自身が所属する地方議会では到底解決できない、国政に委ねられるべき事象について、殊更に発信・行動し、イデオロギー的団体に所属して精力的な議会外活動を行う議員だ。 私はこのような地方議員を、「活動家議員」と呼んで問題視している。もちろん「活動家議員」とは揶揄表現であって、このような地方議員が具体的な法律に違反しているとか、そういうことを言っているわけではない。 地方自治体が国政に対して関与することは、地方自治法によって認められている。 まず地方自治体の長や地方議会の議長などの連合組織による内閣または国会への意見提出についてはこうある(前項の連合組織で同項の規定による届出をしたものは、地方自治に影響を及ぼす法律又は政令その他の事項に関し、総務大臣を経由して内閣に対し意見を申し出、又は国会に