8月の終わり、ファイターズは今季、ZOZOマリン最終戦(ロッテ22回戦)だった。西武の失速もあってチームは5位浮上、このロッテ3連戦はワンチャンCS進出を狙うなら絶対に勝ち越しておきたいシリーズだった。火・水で1勝1敗、決戦の木曜日、ファイターズは2軍から上げたばかりの田中瑛斗を先発に立てる。継投で目先を変え、狙いを絞らせないゲームプランかと思われた。もちろん田中瑛斗がイニングを食ってくれたら大収穫だ。鈴木健矢、北山亘基、金村尚真といった先発陣の復調が待たれるけれど、田中瑛斗が一枚加わってくれたら言うことない。 だけど、瑛斗は3点リードしてもらったのに、3回1/3(86球)、被安打6、四死球5、失点4とピリッとしなかった。チャンスだったんだけどなぁ。まぁ、北浦竜次、山本拓実、福田俊と継投陣が踏ん張って試合は壊さずにすんだ。それどころか5回表、上川畑大悟のタイムリーでスコアは4対4の同点だ。