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ブックマーク / honz.jp (3)

  • 『本屋の雑誌』本に関わる世界の今昔 - HONZ

    どうも、書店員として、書店業界に関わるをレビューするのは気まずい。ゆえにHONZに所属してから何冊も出版されてきたその手のを読んで深く感じ入ったとしても、決してレビューは書かなかった。しかしながら今回は、読み物としてあまりに面白く、もしもこのをご存知ないとしたらもったいないという思いを抑えかねてしまった。 『の雑誌』という月刊誌がある。その名の通り、にまつわる記事を中心とした雑誌で、現在最新号は2014年6月号。(ちなみに、この号は仲野徹と東えりかの徹底ブックガイド対談が収録されているノンフィクション特集号。栗下直也も寄稿している。)毎号手の込んだ作りで、出版社の情熱を感じる雑誌だ。その『の雑誌』の別冊として発行されたのが、今回ご紹介するこの『屋の雑誌』である。 京都の三月書房、千駄木の往来堂書店の棚写真から始まる『屋の雑誌』の目次ページには、発行にあたっての思いがひっそり

    『本屋の雑誌』本に関わる世界の今昔 - HONZ
    sugimo2
    sugimo2 2014/05/27
    "特におすすめの記事は、「青木まりこ現象」の徹底究明。書店に行くと便意を催す、という症状に覚えはないだろうか。その症状のことを通称「青木まりこ現象」という"
  • その話は別の機会に 『知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性』 - HONZ

    採点★★★★☆ じっくり考えることが好きな人にはおすすめ 「理性の限界」の続編。前著と変わらぬ形式で、とっつきにくい科学・哲学について、さくさくと議論が進んでいく。知的興奮を味わいたい人は是非。 書は著者が様々な立場の人間(生理学者、会社員、文化相対主義者など)になりきり、それぞれの立場から様々な命題について議論を進めて行く。議論の中で最も効果的に使われている言葉は、司会者の「その話は、また別の機会にお願いします」であろう。このたった一言で脱線しそうな議論を修正してしまう。まさにスーパーファシリテーターだ。このツッコミともボケとも取れる言葉で、何度も”にやり”とさせられた。 第一章「言語の限界」で取り上げられている『ソーカル事件』(ソーカル事件のWiki)については全くしらなかったが、以前お話を伺った佐山展生さんのお話を思い出した。 「話が分かり難いのは、話す人が質を理解していないから

    その話は別の機会に 『知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性』 - HONZ
  • 『移民の宴』 外国系日本人たちの知られざる食生活 - HONZ

    高野秀行の魅力は高い親和力だと思っている。ノンフィクション作家は好奇心が強いのは当たり前。しかし相手のことを無視して、自分の取材のためだけに突き進み、相手に嫌われるまでになるのは、作品としてすごいと思っても、ちょっと嫌だ。 大学時代に怪獣さがしに行ったデビュー作『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)からその態度は全く変わっていない。好奇心はいっぱいで、何か異質なもの、奇異なもの、知りたいものに果敢にアプローチしながら、最初はどこか奥ゆかしい。相手や同行する仲間に気を遣い、ちょっとしたことでも“エライ”“すごい”“感動した”と子供よりも素直なのだ。そしていつの間にか輪の中に入ってしまい、取材なんかはそっちのけで、自分から楽しんでしまう。それが彼の文章からにじみ出ているのだ。 新刊『移民の宴』でもその様子は変わらない。書では「隣に住んでいる外国人はいったい何をべているのか?」という素朴な疑問

    『移民の宴』 外国系日本人たちの知られざる食生活 - HONZ
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