生活に困窮する子どもたちに食事を提供する「子ども食堂」の現状や課題を報告する催しが都内で開かれ、「新たに食堂を始めたい」という人たちが全国から参加しました。 子ども食堂は、こうしたなか、生活に困窮する子どもたちに、寄付などで集めた食材を使って、無料または格安で食事を提供する取り組みで、首都圏を中心に増えています。 11日の催しには、「新たに食堂を始めたい」という人たちを中心に、全国からおよそ350人が集まり、すでに食堂を運営しているNPOなどのグループが、開設までにクリアすべき課題や苦労した点などについて、実例を交えて報告しました。 この中で、東京・練馬区で月2回、子ども食堂を開いている女性は「最初は周知のしかたが分からず、食材が余るときもあったが、チラシを配るなど幅広く呼びかけるうちに徐々に利用者が増えていった。1人でも子どもが助かってほしいという思いでやっている」と話していました。 食