あんまりまとまってないです。「お前のエントリーできちんとまとまったものがあるのか?」という突っ込みは黙殺する。 「人間は二分法により世界を認識する」という考えは、一般にもわりと広まっているように思う。私の以前のエントリー「もし同性愛を「キモい」と感じるとしたら、最大の理由はおそらく自分自身の中にある同性愛的傾向を嫌悪しているからだと思う」でも使わせてもらった。元は言語学者が言い出したことなんだそうだ。「雨」という言葉は、「空から降ってくる水」というより、そもそも「雨」と「雨以外のあらゆるもの」を二分するためのもの、区別するためのものなのだそうだ。「なにそれ?」と思われるかも知れないが、その二分の仕方が言語により文化により異なるというのが、ソシュール以来の近代言語学の一大発見なのだそうだ。ぶっちゃけ日本語の「雨」と、英語の「rain」と、他の言語で雨に相当する言葉が、同じ分け方をしているとは