ドットインストール代表のライフハックブログ
ニートではない私からしますと、1章から3章はどうでもよくて、ニートの生態やら生き方実践講座みたいになってて、そこまでニートを突き詰めるぐらいなら働いたほうがマシと思ってしまう私からしますと読んでいて非常に辛いものがあります。価値観が違いすぎて。前半は、ほとんど「自分が働かないための口実リスト」と「人生の諦め方」と「ネットで小銭で食い繋ぐ方法」の集大成な感じです。どうせいっちゅうねん。 で、一般的なところで未来志向な第4章だけ読んでおけば充分なんじゃないかなと思います、私がpha氏に興味を持つのは彼の向上心やセルフコントロールの部分なので。 冒頭で、よくネットで目にする「漁師と億万長者」の話があるけれども、億万長者になるためには向上心が必要で、でも著者は億万長者になることにモチベーションが湧かないという。一方で、第4章では「やっぱりある種の『向上心』や『目標』が人間が生きるうえでは必要なのか
ニック・ポータヴィー『幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?』(阪急コミュニケーションズ) 江坂健さんに献本いただいた。 いきなり即物的に値段をぶつけてくる副題が目をひくが、著者の狙いは明快である(以下、強調部は原文では傍点)。 私たちは、これをずっと考えている。幸福の計算式を作る科学的な方法がもし本当にあったとしたらどうだろう? 人生のあらゆる出来事に対する典型的な人間がもつ感情を正確に測り、研究することができたなら、そして、それらの出来事が幸福度に及ぼす平均的な影響をまとめた完璧なガイドブックが書けたら?(19ページ) この野心をとんでもないと思う人、冒涜的と感じる人もいるすらだろう。しかし、本書はセンセーショナルを狙った本ではなく、当たり前のところから論を積み上げていく。その過程で擬似相関(健康な赤ちゃんにミネラルウォーターを飲んでる率が高いからといって、赤ちゃん
下北沢の町を、小さな子どもを抱えて歩くECDを見たことがある。ECDが結婚して父親になったという話は聞いていたし、彼の著作(『失点・イン・ザ・パーク』)に書かれた厳しい生活の状況も知っていたので、その姿は何やら胸に沁みる光景であった。まさに「生活する者」の姿がそこにあったようにおもえたのだ。余計なお世話だが、赤ん坊を抱える手がややおぼつかず、落としたらどうしようと心配したことを覚えている。 ECDというのは80年代後半から長らく活動しているラッパーで、90年代にはメジャーレーベルからたくさんの音源をリリースしていたが、彼自身の著書によれば、メジャーとの契約が終了して以降は経済的に逼迫し、日中は仕事をしながら自主レーベルからのリリースやライブ活動というかたちを音楽をつづけていたという。アルコール依存症で体調を崩した時期もあったようだ。それでも、下北沢で見かけた彼と、彼の腕にしがみつく小さな子
Ben Mezrich ハードカバー: 320ページ 出版社: Doubleday (2011/7/12) ノンフィクション/小説スタイルのルポ 2002年7月、テキサスのジョンソン宇宙センターから600ポンド(約270kg)の金庫が盗まれる事件が発生した。ただの金庫ではない。アポロ宇宙船が持ち帰った月の石と火星の石が保管されている大事な金庫である。盗難どころか汚染もされないよう超厳重に保管されていた月の石がこれほど簡単に盗まれたことに、NASA全体がショックを受けた。 「火星に降り立つ最初の人間」になることを目指し、その道を確実に歩んでいた優秀な科学者が、なぜこんなに愚かな犯罪を考えついたのだろう。恋人でインターンのレベッカ(実際はティファニー・フォウラー)の気をひくためだったというのだが、そんなに単純な動機で将来を棒に振ることができるのだろうか? 事実を元にしているノンフィクションだが
Mark Frauenfelder『Made by Hand――ポンコツDIYで自分を取り戻す』(オライリー・ジャパン) オライリーの田村さんに献本いただいた。 著者は『ブログ誕生』でも章を割かれていた超有名ブログ Boing Boing の創始者、雑誌 Make の編集長として知られる(その日本語版の担当者が田村さんで、ワタシもずっと翻訳で携わっている)。 Make は DIY という言葉を越えた無茶なハードウェアハックの域まで達しているので、その立役者である著者も根っからの DIY 人間なんだろうと思っていた。もちろんその素養は十分持ち合わせているが、必ずしもそういうわけでもないので読者を置いてけぼりにしない。 本書は2003年の正月、IT バブル崩壊の後遺症が続き収入が激減した状況下で、自分の人生をできるだけ自分で決め、周囲の世界と密接な関係を深めた素朴で明快な生き方をしようと夫婦で
http://www.ted.com/talks/william_kamkwamba_on_building_a_windmill.html William Kamkwambaというマラウイに住む少年が14歳の時、手作りの風車で発電をした。TEDのビデオを観てほしい。 貧しくて中学校に行く余裕もない。近所の小学校の図書館で「物理学入門」や「エネルギーの利用」などという本を読み、独学で電気を学んだ。自転車のダイナモを利用して発電をするというアイデアを思いつき、友人の助けをかり風力発電を作ってしまった。 魔術の支配する村で育った少年。2000年ころの干ばつでは飢餓により餓死者が出たり、コレラ、マラリア、エイズなどでの死者も多い。 わたし自身、マラウイと言う国がアフリカのどこにあるのか知らなかった。アフリカ中央部、タンザニア、モザンビーク、ザンビアに囲まれる国なのであるが、そもそも、タンザニアや
アラスカの荒野に打ち捨てられたバスの中で餓死した青年についてのノンフィクション。 裕福な家庭に育った青年はなぜ全てを捨てて旅立ったのか、そしてなぜ死んでしまったのか、登山家でもある著者ジョン・クラカワーにより、淡々とした筆致で、しかし深い共感をもって書かれていた。 僕もたいへんな共感をもって読了した。 身に覚えがあるからである。過剰な情熱も、感情の不安定さに翻弄されるさまも、社会を素直に肯定できない憤りも、自由への憧れも、痛いほど身に覚えがあるのである。 そして、軽い反発も感じた。できることなら思い出したくない、あまりにも未熟で、あまりにも傲慢だった、ある時期の自分を、否が応でも思い出させるからだ。 僕が大学一、二年に行っていた山への単独行と、21歳のときのアフリカへの旅立ち。あの時のドミノ倒しのような心の軌跡を思い出させるのである。いまはもう成熟していて、傲慢でないというわけでは
映像作家のエオウィン・アルドリッジさんが撮ったビデオは水を飲む自分の姿をいろいろな映画監督のスタイルで撮影してみる、というものです。 パート1とパート2で総勢20名の映画監督のスタイルでやっています。パート1の最後ではエオウィン・アルドリッジさん本人のスタイルのものもみせています。 私は結構映画を観る方なんですが、正直よくわかんないものもあって、まだまだ勉強不足だなあと思いました。 で、このビデオ、映画監督の名前が先に表示されるのでその心構えで観ることができるんですけど、逆に映像を見せて「これ、どの映画監督のスタイルでしょうか?」という質問形式にしたら全然わかんないじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょうね。 ではパート1です。ここでは以下の監督のスタイルが披露されています。 Christopher Nolan, Stanley Kubrick, Edgar Wright, Quent
About 南の島のプログラマ。 たまに役者。 Practical Schemeの主。 WiLiKi:Shiro 最近のエントリ 無限cxr高校受験Defense振り返ってみると2019年は色々学んで楽...覚えるより忘れる方が難しい(こともある)眼鏡のつると3DプリンタIris Klein Acting ClassSAG-AFTRA conservatory: Voice Acting創作活動って自分を晒け出さねばならないと...ループを使わずに1から100までMore... 最近のコメント shiro on 歳を取ると時間が速く過ぎるのは、新しいことに挑戦しないから? (2023/03/14)1357 on 歳を取ると時間が速く過ぎるのは、新しいことに挑戦しないから? (2023/03/01)ベアトリーチェ on ハイポハイポハイポのシューリンガン (2022/04/02)ベアトリーチ
■1 因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 (ワニの本)(根本 敬) 昨日の町山さんの話を聞いて、「でもやるんだよ」の原典を入手。単行本を注文してしまったけど、もう文庫があるそうな。 なんというか、これも一種の人間賛歌なんだろうなあ。面白い人間に出会ったら、グッと懐に入って、インタビューしたり、録音したり、資料を取り寄せたり、記録にまとめたり。 そういうことが出来ないから自分はダメなんだろうなあ。遠くで見てるだけじゃ面白くないもんなあ。ただ、最近ずっと寅さんを見ているからか、ぶっ飛んだ人物の描写を読んでも、さほどビックリしないなーと思ったw 「内田研究とビッグバン」やべぇぇええええ 「顔も頭もこっちの方が劣るんですよ」(蛭子能収) 尹さんもやべぇなあ 「『ゆきゆきて神軍』健康法」www 「でもやるんだよ!」の元ネタは「しおさいの里」。記念に全文引用しとこう。 「いいか、俺はね、毎日1日に2回エ
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