もはや覚えているほうが少数派であろうが、昭和の家電製品なんか家のおやじが地域のナショナルの店などに行き「いいテレビないか」「これが新型だよ」みたいなやり取りの上で「店主が」何を買わせるかを決めて言い値(定価より相当値引き)を払ってくるのが常識であった。 なんで、店側がそんなに上からかというとメンテナンス込みの付き合いということもあるし、町内の買い物は近所でみたいな同調圧力があって他所で「より安いもの」を買うてもすぐバレて気まずかったりするのだ。 例えば隣のおやじが家に来た時、新型のテレビがあったりすると「おっ、〇〇さんとこで買うたんか」って悪気なく探り入れられるんだよ。ムラ社会の監視とはそういうものだ。 もちろん、イチゲンの客が来ても売るのだろうけどその時は(長い付き合いが望めないなら)定価に近い額で売られていたことは想像に難くない。 この御町内自給自足システムの怖いところは小規模店に大量