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![カズオ・イシグロ語る「感情優先社会」の危うさ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/41bad6c6976896e67e8467f7d6e6cf588f9b890f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2F9%2F1200w%2Fimg_59de01483e31ba28d6ce5336fe200f2f88657.jpg)
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ちょっと古い話ですが、気になっていた現代柔道とブラジリアン柔術の邂逅について。 こないだやってた第3回柔道ワールドカップの日本代表チームは、今年5月のブラジル合宿でブラジリアン柔術の若手と寝技の合同練習をしていた。これについてはスポーツ紙やフジテレビの煽り番宣でもとりあげていたので、プオタ及び格闘セレブの諸兄はすでに御存知のことと思う。 CXの「すぽると」だったか煽り番宣だったかでその模様を観た。斉藤仁監督率いる全日本チームであるところの野村忠宏たちド強い現役(げんやく)柔道家たちが、なんかグレイシーステッカーをベタベタ貼ったような派手な柔術着を着たブラジル人柔術家にいとも簡単に十字やチョークをとられまくっていた。皆さん、たいへん悔しそうにしていた。とにかく非常に意義のある練習のようだった。 まず言っておかねばならないのは、これ柔術との技術交流を目的とした合宿なので、選手たちは当然「相手に
1976年のアントニオ猪木 作者: 柳澤健出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 146回この商品を含むブログ (52件) を見る読了。メチャクチャ面白い本だった。新間寿や宮戸優光あたりの発言を真に受けたままずいぶん断定的に突っ走っているのがやや気になるが、力あるノンフィクションである。プロレス村の外にいる真面目なライターさんが魑魅魍魎渦巻く魔界に挑んだ本としては、たいへん評価できる内容。ただ、文学としてはかなり不満が残る。 オレは著者が1976年当時に何を思い、何を感じていたかを知りたかった。1976年、著者は16歳。猪木を知らなかった筈はないのだ。資料から再構成した歴史は冷たい。当時を知る人の証言は熱を宿すが、それを並べる著者の姿勢は冷徹で、どこか他人事だ。オレが読みたいのは記憶、それも極めて個人的な人生に絡む記憶を読みたいのだ。
ヘーシンクを育てた男 作者: 真神博出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 83回この商品を含むブログ (2件) を見るアントン・ヘーシンクを育てた柔道家、道上伯の一代記。まったくノーマークだったが、いやこれはド凄いノンフィクションだった。なにしろ現在の柔道がなぜこうなってしまったのか、その答えが書いてあるのだ。 Wikipedia - 道上伯 道上伯物語 道上伯という骨太な人物の魅力でぐいぐい読ませるが、この本の白眉はなんといっても国内と海外それぞれの柔道界の歴史を語った部分である。戦前、戦後と歴史の中を生き延びて、今もなお国内で圧倒的影響力を持つ講道館。この本で描かれるその実像は、柔道といえばアレだろ講道館なんだろ、と無邪気に思っていたオレにはかなりショッキングだった。ズバリ言って、武道であることをやめてただの歪なスポーツに成り下
モデルのトラウデン直美さんが、気候変動に関するフォーラムで「店員に『環境に配慮した商品ですか』と尋ねることで店側の意識も変わっていく」と発言したことがNHKで報じられ、ネット上で「店員に聞かれても困る」「面倒くさい客」などと批判が上がった。
バイデン支持者も信じていない 最近の世論調査によれば、ドナルド・トランプの支持者の75%はジョー・バイデンが昨年11月の米大統領選挙で正式に選出されたと信じていない、という結果を聞いて、読者の皆さんは驚いていないはずだ。落選した候補の支持者が対象だから。 しかし、バイデン支持者の33%もバイデンが勝ったと思っていないという結果には、びっくりするだろう。つまり、支持した候補が勝利したにもかかわらず、本当に勝ったと思っていないという驚くべき結果だ。 そこまで、今回の大統領選挙は、不真面目な結果で終わった。 アメリカの政党に所属せず、有権者として客観的に候補を評価した上で投票行動を行う筆者は、今回の大統領選挙に対して一市民として大変恥ずかしく、残念に思っている。誇れるアメリカの民主主義、フェアプレイの考え方はどこに消えたか。 選挙で不正がなかったと言う人々はいるが、非常に納得できない主張だ。はっ
日本人と肉ブーム 赤身肉、熟成肉、ジビエ、羊肉と、肉のブームが近年次々と起こっている。数々の肉ブームは、人々の味覚が変わったことを告げているのではないだろうか? 始まりは、リーマンショックがきっかけと思われる、ホルモンブームだった。ホルモンことモツを食べ歩いたルポ『悶々ホルモン』(佐藤和歌子、新潮社)が発売されたのは、2008年。 この頃、モツ好きの女性たちを「ホルモンヌ」と呼んだことから分かるように、ブームになったのは、それまでモツをあまり食べなかった女性たちがハマったからである。 続いて赤身肉が人気になり、熟成肉がブームになる。生の肉を熟成させ、うま味を引き出すには技術が必要である。その技術を開発した代表が、滋賀県草津市の精肉店「サカエヤ」社長の新保吉伸さん。2009年から、東京でもコツコツと販売先を開拓した成果が実り、2013年頃に熟成肉ブームが到来した。 同じ頃、ジビエブームもあっ
「うっせぇわ」を聞いた30代以上が犯している、致命的な「勘違い」 わかった気でいる年長者に言いたいこと あなたに「うっせぇわ」を理解しているとは言わせない 誰も本音を語らない時代。少なくとも、ある人にとってはそうだ。 その人は、被害者意識にも加害者意識にも苛まれることはなく、そうと言われないまま否定される―― この書き出しで、読むのがしんどそうだと思った方もいるかもしれない。本記事のテーマは、YouTubeで脅威の8500万(3月3日現在)再生を誇る注目の楽曲、Ado「うっせぇわ」の分析である。 この曲の存在を知らない「年上世代」も含めた全世代の読者に伝わるように、との依頼だったので、その意に添うべく、現在の日本の平均年齢である47歳の読者を想定し、親切に書きたいと思う。けれども筆者がこの曲を誠実に分析しようとすればするほど、この曲が「年上世代に聴かれようとしていない」ことを明らかにしてし
小学館発行の少女漫画雑誌「少女コミック」。現在は「Sho-Comi」という名前になったらしい。 「トーマの心臓」や「風と木の詩」などが連載していた雑誌と言えばピンと来る人も多いかもしれない。 鬼滅の刃の大ヒットについてその「Sho-Comi」の編集長からこういう意見があった。 https://alu.jp/article/kOyx6lll8bfy1UsFImfL ーー『鬼滅の刃』が、小学生から大人まで幅広い層から人気を得た理由が分かった気がします。 女の子からもすごく人気ですしね。きっと、今年一番読まれている少女マンガといえば『鬼滅の刃』ですし、部数やピュアな読者数で定義すればジャンプが一番の女性読者を抱えたマンガ誌かもしれません。 ーージャンプが少女マンガ…! 少女マンガって、恋愛マンガが多いと思われがちですが、本当はもっと広いんですよ。私は、女の子が読めば、どこで連載されていようとも「
『シン・エヴァ』。その前に知っておきたい、一つのこと。 2021年3月8日公開の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を目前に、エヴァに関するさまざまなタイアップキャンペーンが展開されているが、それと同様にYouTubeを中心に劇中の謎に関する“考察”が盛り上がりを見せている。 振り返れば、95年にTV放映された『新世紀エヴァンゲリオン』の時点で、“考察”はエヴァを社会現象化させた大きな要因だった。デヴィッド・リンチ監督によるカルト的TVドラマ『ツイン・ピークス』が引き合いに出されるほどの莫大な伏線や謎、そしてキリスト教をモチーフとした独自のコードは、1996〜97年にかけて「エヴァ本」「謎本」と呼ばれる書籍ジャンルを生み、書店の一角を賑わせた。当時の視聴者たちは、本編で明かされなかった謎の数々に対する答えを、それらの有象無象の解説本に求めたのだ。 そして2021年。「歴史は繰り返す」とい
『鬼滅の刃』を読んでいて個人的に一番気になるのは、女性の扱いでも、残虐性そのものでもなく、仲間内の平手打ち(ビンタ)とか鉄拳制裁の類の多用。(作者の出身という意味で)九州にはああいう習慣があるの?小学校の頃、親には殴られたことないのに特定の教員に何度もビンタを張らたので気になる。
2016年、「シン・ゴジラ」を観たときにふと思ったことがあった。 庵野秀明は、もうエヴァンゲリオンを創れないんじゃないか、と。 「シン・ゴジラ」は絆の物語だった。震災(ゴジラ)という巨大な脅威に人々が立ち向かう物語。省庁の垣根を超え、官民の垣根を超え、現場と会議室との垣根を超え、国と国との垣根を超え、人々は連帯し、協力し、共闘する。 人と人との間にある見えない壁を、A.T.フィールドを超えて、人と人とが繋がり脅威に立ち向かう物語。それが「シン・ゴジラ」だった。 そしてそれは、素晴らしい物語だったとも思う。筆者も劇場で何回か観て、その後もBDディスクを購入し何十回と観ている。特に陳腐化しつつあったゴジラという怪獣を、震災という記憶に新しいイメージに乗せて蘇らせたところは鮮烈としか言いようがない。1954年の人々が初代「ゴジラ」に感じた衝撃と近いものを「シン・ゴジラ」を観た我々は感じることがで
https://note.com/historicalmoc/n/n284957b96801 出したな! 俺の前で! 村上春樹の文章の話を! 村上春樹の作品はほぼ読んだので大体同意だけれど、肝心の文章について全く語られていないのは片手落ちとしか言いようがない。こういう何かを語っているようでその内実がわかりにくい言葉を並べるからハルキストだのなんだの揶揄られるんだ。ファンなら真面目にやれ。村上春樹以外の人間が村上春樹の真似したら中身がない駄文にしかならないって小学校で教わらなかったのか。 つーか村上春樹の文章は別にうまくねえから。特徴的で読解大好き人間ほいほいってだけ。 リズムがあり、断定調である(巧くはないが読みやすい)比喩表現を多用し、不思議なモチーフをたくさん取り入れるが、書いてることの中身について説明しないめちゃくちゃはっきりした含意が含まれていることがある(ないこともある)というこ
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