鎮守の森 (新潮文庫) 初詣、七五三、夏祭り。 自分は無宗教と言いながら人工環境に中に暮らし無関心を装いながらも現代人は鎮守の森を訪れる。そこには現代人の表層を超えた何かがあるのではないか!?生き物の本性、日本人としての深層心理が関与しているのかもしれない。それは日本人としての感性、生命観が畏敬の念として深く内蔵していることを見逃すわけにはいかない。 本書は、世界規模の森林破壊や地球温暖化が加速する現在、きびしい自然環境に耐え、かつ大災害にも負けない森を再生することを緊急の課題として人々が守り、育てる「鎮守の森」の可能性を通して千年の森をつくる為の道を指し示す。現在の里山ブームの基礎を築いた一冊。 日本の国土は60%が森林に覆われているが、今やスギやヒノキなどの生態系を無視した森林ばかり。かくして森はジャングル化し、スギ花粉症のような2次災害まで引き起こす。それに対し、昔からある鎮守の森の
光合成とはなにか―生命システムを支える力 (ブルーバックス) 光合成とは!? 二酸化炭素を有機物に固定し水を分解して酸素を発生する反応です。 この理屈を知りたい方はぜひ、本書をお読みください。 誰もが知っている光合成。 実はまだ多くのことが解明されていません。本書ではその光合成について丁寧に解説し、謎に迫ります。また、いざ光合成について調べてみようと思っても意外に光合成について書かれた本は少ない。そして高価な本が多い。本書は、コストパフォーマンスも優れています(笑) 私が本書を手に取ってみた理由は、最近つくづく思うのですが、もしや人間は光合成以上の活動をすると人間に害を与えるのではないでしょうか?! 植物は光合成を行い、私たちに糧を与えてくれます。それは食料として、燃料として。化石燃料にしても太古の動植物の化石です。太陽の恵みを受けすくすくと育った植物の恩恵を受け文明の発展を左右します。今
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“35歳”を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか この週末は大変です。 17日にギリシャの再選挙を控え、結果次第では金融市場が混乱する。 日本でも三党合意によって消費税増税の道筋が見えてきた。 多数の反対の意見もあるが、なぜ不景気のこの時期に消費税増税をしなくてはいけないのか?! ここに3年前に発行された一冊の本がある。 その名は『“35歳”を救え』ぜひ、この本を踏まえ解説させてほしい。 本書は、団塊ジュニア世代でもある当時の35歳にスポットを当てた一冊。 この世代は、大学卒業時にバブル崩壊後の就職氷河期の影響をもろに受け、10年前の35歳よりも年収が200万円も下がってしまった。また、フリーターもこの当時からあたりまえのように容認された世代で、現在の不景気をもろに受け、急激な社会変化にまきこまれた世代になる。 ちなみに私はこの世代よりも少し下です。 ではなぜ、この世代
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水のゆくえ―米美知子写真集 行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え... 本書は古来から水の流れる様、自由な様相を楽しみ、情緒ある風景を演出してきた水にフォーカスした写真集。 著者は、1967年東京生まれ。(社)日本写真家協会(JPS)会員。(社)日本写真協会(PSJ)会員。2003年月刊「日本フォトコンテスト」(現「フォトコン」)誌(日本写真企画)ネイチャーフォトの部月例年度賞第1位(最年少・過去最高得点)。その他、2001~2004年の間に隔月刊「風景写真」など全国規模コンテスト入賞多数の米美知子氏 ページをめくるだけで日本には素晴らしい豊かな水の国であることに気付かされます。周りを海に囲まれ、列島各地には数多くの渓流や滝・湖沼が点在。そして雨や霧など天からの贈り物や氷雪の造形美など、色や形を自由に変化させて常に自然の中で循環していること
子どもを放射能汚染から守りぬく方法 『ただちに影響はない』 すぐに影響はなくても、いずれは影響があるのだろうか? 政府も役所も学校も『影響はない』のただただ繰り返すばかり。。。 危険性をとなえれば、クレーマー扱い。。。 本書は原発事故後から独自の経験、試算から放射能の危険性をとなえる武田氏が放射能の危険性を指摘、さらに尾木氏が子供たちの目線から対策、対応を提言します。 テレビではバラエティー色が強い二人が真面目に放射能から身を守る方法を解説してくれます。 それ以外にも、 ・巻末のカラーページ地図(1ページ) →3月から5月までの放射性物質の飛散量を、 日本地図で色分けした簡略の地図 ・放射性物質がたまる危険な場所(10ページ) →子ども目線で綿ボコリが貯まる場所を、 公園、家、玄関などイラスト付きで解説。 ・武田邦彦氏と尾木直樹氏との対談(17ページ) →工学博士の武田氏の目線から分からな
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歴史の時間、名前が女っぽく変に印象に残る小野妹子。 教科書以外で目にしたことはありますか? 近つ飛鳥と呼ばれ、日本最古の官道、竹内街道がある太子町。その竹内街道から少し山側に向かい、科長神社南側に小高い丘がある。100段ほどの石段を昇っていくと古くから小野妹子の墓と伝えられる楕円状の小さな塚があります。 『日本書紀』によれば推古15年(607)、聖徳太子の命により第2回遣隋使として鞍作福利らと隋に渡る近江国滋賀郡小野村の出身。 塚は『いもこ』の名で土地の人に親しまれる桜や紅葉の名所でも有ります。 すぐそばにある科長神社は、平安時代の『延喜式』という書物に記録された、いわゆる式内社と呼ばれる由緒のある神社。級長津彦命(しながつひこのみこと)、級長津姫命(しながつひめのみこと)など8柱を祀るために、八社大明神とも呼ばれる。 今も多くの史跡が残る太子町は歴史の息吹が各所に感じられます。 ----
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