外国人と一言にいっても、どのような文化的背景を元々持っているのかによって日本語学習の難易度は異なります。 例えば、漢字文化圏から来た人であれば、漢字はそれほど問題ではないでしょう。漢字の読み、特に訓読みはゼロから学ぶ必要がありますが、漢字の意味自体はすでに知っているからです。そのため、日本語を勉強するにしても漢字の勉強に割く時間が少なく手も済みます。 それに比べて、欧米圏の人にとっては、文字(漢字・ひらがな・カタカナ)自体が大きな障害になることは想像できます。彼らにとっては何千、何万とある漢字の意味、読み(音読み、訓読み)をゼロから覚えないといけないのですから。 そうした欧米圏の人にとって実際、外国語として日本語を勉強するときに何が難しいと感じられるのでしょうか。ここでは日本語勉強歴10年以上で日本滞在歴2年以上のドイツ人女性に聞いてみました。 *属性情報として、彼女が使える言語は、 母語
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