ソニーが発表したA4サイズの電子ペーパー端末の試作機が、「教育ITソリューションEXPO」(5月15~17日、東京ビッグサイト)に参考出展された。今秋から大学と連携した実証実験を行い、今年度中の商品化を目指す。一般向けの販売は現時点で予定していないという。 展示された端末は、フレキシブル電子ペーパー「E Ink Mobius」を採用し、プラスチック基板上に薄膜トランジスタ(TFT)を高精度に形成するソニー独自の技術を導入。A4サイズに相当する13.3インチ(1200×1600ピクセル)の大きさで、同社は「今までも電子書籍端末として電子ペーパーを用いた製品を開発していたが、学習用途に使用するにはA4の大きさが必要と考えた」と意図を説明する。 サイズは233(幅)×310(高さ)×6.8(厚さ)ミリ、重さは358グラム。タッチパネルは光学式と電磁誘導方式を採用し、指によるタッチ操作のほか、付属