私有地への立ち入りなどが目立つため、簡易な侵入防止柵が設置された道路=21日午前7時40分、宇都宮市竹下町 次世代型路面電車(LRT)宇都宮芳賀ライトレール線の沿線で、写真愛好家などによる迷惑行為が相次いでいる。男体山と列車の往来を一望できる宇都宮市内の住宅地では路上駐車や私有地への立ち入りが目立ち、同市中心部では軌道への侵入などの危険な行為が後を絶たない。住民や運行会社の宇都宮ライトレールは「ルールを守って撮影してほしい」と訴えている。 宇都宮市竹下町の住宅地。付近の高架軌道をLRTが行き交い、軌道の奥には男体山がそびえる。雄大な風景と列車を同時に撮影できるため、昨夏の開業前から交流サイト(SNS)で注目され、空気が澄み始める昨年10月から路上駐車が目立つようになった。 周辺に駐車場はなく、地元住民によると、平日でも撮影を目当てにした人の車が歩道などに4、5台止まり、民家敷地へ駐車するケ