いかにも童貞らしい映画を列挙したいと思います。 ● 『バニラ・スカイ』(2001年米国) トム・クルーズ主演。スペイン映画のリメイク作。スペイン版よりもこちらの方が童貞らしい。所謂一つの脳内彼女。 ● 『禁じられた遊び』(1952年仏蘭西) こんな名作にも童貞が隠れている。うろ覚えだが父親が息子に対して「彼女と一生添い遂げる気か?」的な問いをしていたと思う。勿論そのつもりである。何故なら少年は童貞だから。 ● 『第七の封印』(1957年瑞典) 童貞はこうした無意味に難解な映画を好むものである。 ● 『リリイ・シュシュのすべて』(2001年日本) もはや語りつくされた感さえあるキングオブ童貞映画。その演出構成、童貞そのものである。 ● 『無法松の一生』(1958年版日本) こちらも何回か映画化されている名作。私は三船敏郎と高峰秀子主演の1958年版を推したい。この三船敏郎の生き様に共感しない