夏、夜、フロアに集った若者のむせ返るような熱気…。七尾旅人との“Rollin’Rollin’”も記憶に新しい、やけのはらの待望の初ソロ作『THIS NIGHT IS STILL YOUNG』は、そんなキラキラした光景の詰まった、間違いなく今年の夏のサウンドトラックになるであろう、とびきりの一枚だ。やけのはらと言えば、DJ、ラッパー、トラックメーカー、さらにはyounGSoundsでのバンド活動と、そのマルチな活動に注目が集まりがちだが、「とにかく新しくて、面白いことを」と考えていた学生時代から時を経て、今の彼は「ただいい曲を作る」ことを何より大事にしている。そのシャイネスに隠された、真摯な音楽への愛情を感じてほしい。 (インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作) 中高生が考えそうなギミックの全てを尽くして、ライブハウスの人に怒られて、「もうお前らやめろ」って途中で演奏をやめさせられ
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