新型のホンダ『アコード』はハイブリッド(とリース限定のプラグインハイブリッド)のみの設定で発売された。しかし、その魅力はハイブリッドというワクを超えたものだった。 モーター駆動だとどんなフィーリングで、モーター&エンジンだとこうなって……というのがハイブリッドモデルのインプレッションなのだが、このアコードハイブリッドに関しては、そんなことは二の次だ。とにかくよく走り、よく曲がる。バツグンのトルク感をもったパワーユニットとバツグンのリニア感を持ったハンドリングにビックリさせられた。純粋にクルマとしてよくできていて楽しい。 大雨に見舞われた試乗時、ダンプカーが付けたワダチにはたっぷりと水がたまという試乗には最悪の状態。アコードハイブリッドはそんな悪条件をものともしない機敏さで、スポーティな走りを披露してくれた。モーターのみのEV走行から、モーター&エンジンのハイブリッド走行、そしてエンジンのみ