チロは2007年の秋、生まれて1年とたたないうちに公園に捨てられた、と思う。いつもの公園に遊びに行くと、見慣れない小さな猫がとことことやってきて、人を決して怖がらず、子供ですら怖がらず、素直に抱かれ、素直に膝に乗り、素直に餌を食べていたのだ。その様子からして、飼われていたに違いない。 それが2年もたつと「迂闊に人に気を許しては危険」ということを学び、どんどん荒み、変わり果てていくのである。 どのくらい変わってしまったか。あの小さくて人なつこくてラブリーだったチロは2年半でこんなんなっちゃいました。
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