【ワシントンAFP=時事】米ケンタッキー州のクーリエ・ジャーナル紙は24日、プロボクシングのヘビー級元世界王者、故モハメド・アリ氏の息子モハメド・アリ・ジュニア氏(44)が、アラビア語風の名前を理由にフロリダ州の空港で一時拘束され、尋問を受けたと報じた。 ジュニア氏の友人は「トランプ大統領によるイスラム教徒入国禁止の試みに直接関係しているのは明白だ」と非難している。 ジュニア氏は米国生まれで、米旅券を所持している。同紙によると、今月7日に母親とジャマイカから帰国した際、空港で拘束された。母親は故アリ氏との写真を見せて解放されたが、ジュニア氏は2時間にわたり「名前の由来は」「イスラム教徒か」などと尋問された。イスラム教徒だと答えるとさらに詰問されたという。友人によると、2人は連邦裁判所への提訴を検討している。