[ワシントン 25日 ロイター BREAKINGVIEWS] - トランプ米新大統領が海外移転企業からの輸入に「国境税」を課す方針を示しているのに対し、議会共和党は法人税の「国境調整」という、より複雑な措置を提案している。両者の違いと、これらの税制改革による勝ち組と負け組を検証した。 1月25日、トランプ米新大統領が海外移転企業からの輸入に「国境税」を課す方針を示しているのに対し、議会共和党は法人税の「国境調整」という、より複雑な措置を提案している。写真は、メキシコから米国へと歩いて渡る人。カリフォルニア州で撮影(2017年 ロイター/Mike Blake) ●トランプ氏の提案とは トランプ氏は、メキシコなど諸外国で製品を製造する企業を批判し、米国に輸出する製品に最大35%の関税を課すと脅している。これとは別に、標準的な法人税率を現在の35%から15%に引き下げるとも述べている。 ●下院共