【12月16日 CNS】自社のシェア自転車のサドルに広告つきのサドルカバーを無断でかぶせられたとして、中国のシェア自転車大手モバイク(Mobike)は14日、上海(Shanghai)のIT企業に対し、損害賠償として100万元(約1699万円)の支払いと、サドルに勝手にカバーをかぶせる行為を即刻やめるよう求めて裁判所に提訴した。 四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)内では11月頃から、モバイクを含むシェア自転車のサドルに白いカバーがかぶせられていた。よく見ると、カバーには広告が印刷されている。また、車体にもさまざまな広告が張り付いている。こうした行為は、シェア自転車企業の権益を侵害すると同時に、街の景観にも悪影響を与えている。また、自転車の安全な走行を妨げるだけでなく、虚偽の広告によって市民が不利益をこうむる恐れもある。 モバイク法務部門の孫可青(Sun Keqing)マネージャ