オリックスは日本企業で初めてインドで大規模な風力発電事業に参入する。今年9月までに原発1基分に相当する最大出力100万キロワット分の発電能力を現地企業と共同で確保する。総事業費は1100億円規模となる見込みだ。電力不足から国を挙げて再生エネルギーの普及に取り組んでいるインドで電力需要を取り込む。インドのインフラ開発・投資会社のIL&FSとの間で16日までに共同事業の開始で合意した。17日に発表
スペインのベンチャー企業「Vortex Bladeless(ヴォーテックス・ブレードレス)」が開発中の風力発電機が注目を集めている。羽根(ブレード)のない風力発電機で、見た目は野球のバットに似ている(図1)。外側の素材はカーボンファイバーとグラスファイバーを合成したものだ。 この「羽根のない風力発電機」に風が当たると、空気の流れによる渦(ヴォーテックス)の力で上のほうが大きく揺れる。内部の下のほうには反発する2枚の磁石が組み込まれていて、揺れによって生じる上下の動きで電力を発生させる。通常の発電機と同様に、電磁誘導の作用で機械エネルギーを電気エネルギーへ変換する仕組みだ。 現在は高さが6メートルのプロトタイプをフィールドテスト中で、2016年に発売予定の最初の製品は2倍の12メートルになる。発電能力は4kW(キロワット)と小さく、家庭や小規模の会社で利用することを想定している。さらに発電事
米国で洋上風力発電所の建築が初認可された。場所はロードアイランド州沖合にあるブロック島で、今夏から建築が開始され、来年の秋までに30メガワット出力の発電量力を得る計画(MOTHERBOARD、Slashdot)。 現在同地域ではディーゼル発電で電力をまかなっているが、施設の完成後は地元住民の電気代が40%ほど安価になるとしており、また本土とも海中ケーブルを通じて接続されるという。同社はフランスのソシエテ・ジェネラルなどのキーバンクから2億9000万ドルの融資を取得。また電力会社との長期買電契約を結ぶことに成功した。 ブロック島は以前から「国内初の洋上風力発電ファーム」として宣伝されてきたが、当局の規制や資金の問題、規制当局、住宅所有者の反対などから10年以上も話がまとまらなかった。米国では多くの洋上風力発電プロジェクトが認可待ちとなっている。今回、ブロック島の建築がまとまったのは電気代が安
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