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  • 真の芸術家は出荷する : 池田信夫 blog

    2011年10月07日12:45 カテゴリIT 真の芸術家は出荷する スティーブ・ジョブズについては、きのうから山のような記事が出ているので、今さらコメントすることもないが、一般メディアの論評に「ビジョナリー」とか「独創的」といった形容詞が多いのが気になったので、ひとこと。 ニューズウィークにも書いたように、ジョブズは長期的なビジョンを語ったことはなく、まったく新しいアイディアを創造したこともない。むしろエンジニアにとっては常識だった新しい技術を商品として実現したことが彼の功績だ。 1977年につくったアップルIIも「初めてのパソコン」ではなく、それまで基板がむき出しだったパソコンをパッケージに入れて使いやすくしたものだ。その中身をつくったのはスティーブ・ウォズニアクであり、ジョブズは販売担当だった。 マッキントッシュも、ゼロックスのPARCで彼が見た技術をまねただけだ。むしろ問題なのは、

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  • 「無縁社会」キャンペーンの恥ずかしさ : 池田信夫 blog

    2011年02月13日14:20 カテゴリメディア 「無縁社会」キャンペーンの恥ずかしさ 昨夜のNHKの「無縁社会」の番組が、あちこちで話題になっている。私は「働く世代の孤立を防げ」というタイトルだけで見る気がしなかったが、内容は想像以上に恥ずかしいものだったようだ。それは上のイラストからも感じられるが、きわめつけがスタッフの作ったとみられる自作自演のつぶやきだ。 朝日新聞の「孤族」キャンペーンとも共通するのは、日来「有縁社会」で、その縁が失われるのは嘆かわしいという湿っぽいノスタルジアだ。しかし島田裕巳氏も指摘するように、人々は経済成長によって縁を失ったのではなく、高度成長期に自由で豊かな生活にあこがれて都市に集まり、みずから「無縁化」したのだ。小池和男氏などの調査でも明らかなように、日人が「社縁」の好きな会社人間だというのも幻想である。 ところがNHKは、この問題を逆に見て「2

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  • 衰退先進国イタリア : 池田信夫 blog

    2010年11月28日11:16 カテゴリ科学/文化 衰退先進国イタリア きのうの記事に、ツイッターで「イタリアに似てきた」というコメントがついたので、おもしろ半分にChikirinの日記の記事を紹介したら、大反響だった。たしかに(政治)ぐちゃぐちゃ。こんな奴が首相でいいのか?と言いたくなるレベル (首都)世界の人が憧れる大都市。ユニークに熟れた都市文化が存在 (教育)この国の教育レベルが高い、などという人は世界にいない (事)世界トップレベルの美味しさ。 世界中でブームが定着といった特徴は、日とよく似ている。しかし最大の違いは、イタリア人はそういう現状に満足しているのに、日人は悲観しているという点だ。自殺率を比較すると、日は10万人あたり24.4人で主要国でトップなのに比べて、イタリアは6.3人で最低。これはカトリックなので自殺の禁忌が強く、自殺を事故として申告するバイアスもある

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