ラーメン店「麺屋ガテン 本町淀屋橋店」のMAZEそば。小麦など原材料の値上げの影響が深刻化している=大阪市中央区(鳥越瑞絵撮影) スープに沈んだ器いっぱいの太麺に山盛りもやし、ニンニクや背脂のトッピングで知られる「ラーメン二郎」(本店・東京都港区)の影響を受けた全国の「二郎系」。それら大盛りをうたうラーメン店に、ロシア軍によるウクライナ侵攻の影が忍び寄っている。小麦の国際相場が高騰し、今年秋以降に麺の仕入れ価格の大幅アップが予想されるためだ。値上げを余儀なくされる店も出始めており、先行きは予断を許さない。 〝二郎系〟は人気だが…「ニンニクマシマシ、野菜、アブラ」 神戸市灘区の二郎系ラーメン店「ラーメン荘 歴史を刻め 六甲道」では、注文時に客から、呪文のようなコールが上がる。 〝本家〟のラーメン二郎と同様、トッピングのニンニク▽野菜(モヤシとキャベツ)▽豚の背脂▽カラメ(しょうゆダレ)-を、