富山国際大学紀要論文の公開許諾について 富山国際大学では、教育研究成果をインターネットで広く情報発信するため、ホームページ上に本学紀要の全文公開をしています。 詳しくは、こちらをご覧ください。 2023年10月号 現代社会学部 第16巻 第1号
辞書を引いても、お分かりになりませんでしたか? もっと専門的に説明いただけるかたがおられるでしょうが私は詳しくないので、とりあえず辞書を参考に並べてみますね。 【rhetoric】 [1]修辞法。修辞学。美辞学。 [2] 文章表現の技法・技巧。修辞。 「―にすぐれた文章」 [3] 実質を伴わない表現上だけの言葉。表現の巧みな言葉。美辞麗句。巧言。 「巧みな―にごまかされる」 「彼一流の―にやられた」 【比喩法】 物事を説明するとき直接に描写・叙述・形容などしないで、たとえを用いて理解を容易にし、表現に味わいを加える修辞法。 直喩(明喩)・隠喩(暗喩)・換喩・諷喩(ふうゆ)・引喩・提喩などの種類に分けられる。 【直喩】 修辞法における比喩の一。「たとえば」「ようだ」「ごとし」「似たり」などとはっきりと比喩であることを示した言い方。直喩法。明喩。二つの事物を直接に比較して示すもの。一つの事物を
次の3つの言葉を区別しましょう。 (1)記号 Sign (2)表象 Representation (3)象徴 Symbol これらの言葉は、それらの定義をめぐって論争すら引き起こす難解と言えば難解なものです。しか し、私たちは、とりあえず暫定的に、この3つの言葉を区分し(頭の中を交通整理して)、これからの議論を円滑に、かつ生産的にすすめて参りましょう。 **** 記号、表象、象徴の意味は、相互に関連しており——戦争と紛争のようには——お互いに共通する意 味があります。次の3つの(便宜的)定義をみれば、三者間には厳密には区分しにくいことがわかるでしょう。 記号(sign):サイン。何かを指し示すことを通して意味 を発生させるもの。意味を発生させるかわりに、音を声に出すこともある(例:発音記号)。指し示す記号表現(signifier、意味するもの)と指し示 される意味(signified、意味
修辞的思考―論理でとらえきれぬもの (オピニオン叢書)posted with amazlet at 08.10.20香西 秀信 明治図書出版 売り上げランキング: 216390 おすすめ度の平均: 論理でとらえきれぬものを論理的に読み解く良書 Amazon.co.jp で詳細を見る 誤解を避けるためにさらに付け加える。ここでいうレトリックはいわゆるレトリカルな装いをしている必要はまったくない。読者を操ろうとすることなど嫌いだとして、自分はなるべくレトリックを廃した中立で客観的な文章を書きたいとある著者が言うとき、彼はまさにそのような姿勢によって自身の文章に説得力をもたせようとしているのである。 (香西秀信著『修辞的思考 論理でとらえきれぬもの』より引用。以下引用全て同書より) 論理と修辞をどう扱うか――文章を扱う人間にとって、それは永遠のテーマであるといえる。 レトリックとはなんだろう 本
学問は、論理的な力がある人なら誰でもが納得できる一定の形式で物事を語らなくてはなりません。しかし、それはたんなるレトリックとはどう違うのでしょうか? 【More・・・】 レトリックは事実でないことの上にも構築できます。とりわけ、迷信だったり多くの人が信じていることのうえにレトリックを使った場合には効果的です。みんなが同時にだまされることもあるわけで、その時代に一般的であるからといって、それが真実であるとは限りません。ですから、多くの人に一般的な感情的・政治的な傾向を利用して、レトリックでおしていくことも可能です。 次に、いわゆる科学は人間の論理的なもののみに基礎おいています。ただし、これらの科学が役に立つからといってそれが真実であるとは限らないということです。科学には、一定の仮定が必要で、その仮定の上に論理構築をしていかねばならないからです。たとえば、物理学の理論も余計な人間的な要因を排除
クレタ人がクレタ人はうそつきだと言った。 古代ギリシャのクレタ島出身の哲学者の言葉です。 この言葉を文字通りに読めば混乱してしまいますね。 クレタ人がうそつきであるならば、クレタ人はうそつきだと言ったクレタ人の言葉はうそとなり、クレタ人は正直だとなるはず。 だけど、そうすると、そう言ったクレタ人の発言は本当だとしなければならず、だとすると、クレタ人はうそつきになってしまう・・・ん!?頭がこんがらがってしまうな。 古代ギリシャ人はこのような理屈を好みました。弁論術とレトリックが古代ギリシャに発展したのです。 レトリックは修辞学と言われ、言葉を飾り、他者に言葉の説得力をもたせたり、心理的な効果を生む機能を有しています。 世界史で習っただろうけど、古代ギリシャ、特にアテネを中心に都市国家(ポリス)が形成されます。 つまり、一都市が一国家を構成するわけで、都市の市民は同時に政治家として、ポリスの政
ローマ皇帝のメンタルトレーニング 作者:ドナルド・ロバートソン CCCメディアハウス Amazon 英語圏で定期的に出版されている、ストア哲学をライフハックや自己啓発に活かす方法を説くタイプの本だ*1。 本書の特徴のひとつは、数多くいるストア哲学者のなかでもローマ皇帝のマルクス・アウレリウスを主人公としていること。各章の前半では彼が人生で経験した様々な出来事や問題と当時のローマの世情や政局を描きつつ章のテーマとなる課題を示しながら、章の後半ではその課題に具体的に対処する方法が解説される(前半は歴史読み物風に「〜だ〜である」調、後半は解説書風に「〜です〜ます」調に訳し分けられているところも印象的)。 もうひとつの特徴は、著者が認知心理療法士であるということから類書よりもストア哲学と認知行動療法の共通点が強調されており、具体的なアドバイスも類書に比べて心理療法的で実践的であるというところだ。
畑山浩昭(はたやまひろあき)。 桜美林大学・学長、教授 桜美林大学卒(B.A.)ノースカロライナ大学シャーロット校大学院修士課程修了(M.A.)、マサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了(M.B.A.)、ノースカロライナ大学グリーンズボロー校大学院博士課程修了(Ph.D.)。修士(文学)、修士(経営学)、博士(文学)。専門はレトリック学。研究テーマは批評理論、プロフェッショナル・コミュニケーション、組織アドミニストレーション。
つい正しいと思い込んでしまう勘違いのポイントなどをまとめた「研究室で気をつけたい論理飛躍集」がTwitterで約2万2000件の「いいね」を集め、話題になっています。 投稿者は、science literacy(@RBfjZAalPMuvB1f)さん。「多くの人が〇〇と言っているから〇〇こそが正しい」と決めつけたり、他人に対して「この人は〇〇という傾向があるから、これ以外も〇〇なんだろう」と思い込んだりといった、つい陥ってしまいがちな論理の飛躍を分かりやすく、具体例も含めて説明しています。 研究室で気をつけたい論理飛躍集 このツイートに、Twitter上では「すごくわかりやすいです。壁、いやむしろドアに貼りたいです」「すごく分かりやすいので院内でシェアさせて頂きます」といった反応が。 また、普段の生活にも役立ちそうな内容であることから「日常でも気をつけたい」「研究室・会社だけでなく、社会で
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