医師免許を偽造し、岐阜県北方町で診療行為を繰り返したとして医師法違反容疑で逮捕された無職、河口哲也容疑者(32)が、診療報酬などから約3年半の間に総額2億円を超える収入を得ていたことが4日、分かった。 岐阜社会保険事務局と県によると、河口容疑者は平成14年8月〜16年8月の間、偽造免許で開設した岐阜県関市の診療所で、県社会保険診療報酬基金などから患者延べ約2万6000人分の診療報酬約1億1700万円を受領。これに患者の自己負担分、少なくとも約4000万円を合わせ、2年間で約1億5700万円以上の収入があったとみられる。 逮捕容疑となった17年12月〜19年7月には、北方町の診療所で診療報酬と患者負担分合わせて約5500万円の収入があった。2カ所の診療所で約3年半の間に得た収入は総額2億円以上に上った。 県警によると、河口容疑者はインターネットのホームページに掲載された医師免許を参考に免許を