反転攻勢を進めるウクライナ軍は、南部ザポリージャ州でロシア側の防衛線の一部を突破したとみられ、さらに南方の要衝に部隊を進軍させるねらいです。一方、ロシア軍は、精鋭とされる空てい部隊を展開したと指摘され、攻防が一段と激しくなるとみられます。 ウクライナ軍は28日、南部ザポリージャ州の集落、ロボティネを奪還したと発表しました。 ロシアが築いた防衛線の一部をウクライナ軍が突破した形で、今後、部隊を南下させ、ロシア側が支配する交通の要衝、トクマクまで進軍させるねらいです。 こうした動きに対して、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は28日、ロシア軍は、ロボティネ周辺の陣地を強化するため東部ルハンシク州から精鋭部隊とされる「第76親衛空てい師団」を展開したとみられると指摘し、双方の攻防が一段と激しくなるとみられます。 一方、ロシア国防省は28日夜「クリミア半島に向かってアメリカ空軍の無人機、MQ9『