厚生労働省が7月15日、最新版の「国民生活基礎調査」を発表した。独身研究家の荒川和久さんは「子どものいる世帯のうち、母親が働いている割合は81.2%に上り、過去最多となった。背景について『夫婦の価値観が共働きに変わった』と分析する報道があったが、そのような悠長な話ではない」という――。 「結婚したくてもできない」が増えている 「高すぎて無理」 東京23区の新築マンションの平均価格は1億6884万円にまで高騰し(2026年ライフルホームズ調べ)、もはや一般的な会社員には手の届かないものになっています。多少の賃上げがあったとしても、それを超えるインフレで、かつては多くの人が実現できた「家を持つ」という人生設計が、一部の高所得者だけのものになってしまいました。 実は、これと同じ「高すぎて無理」現象が結婚と出産にも起きています。私が「結婚と出産のインフレ」と名付けているものですが、これこそが未婚化

