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ブックマーク / sakstyle.hatenadiary.jp (2)

  • 三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2

    分析哲学のアプローチによる虚構世界論。 と言われたところで、ほとんどの人には何のことかさっぱり分からないだろうが、問題設定自体はそれほど難しくない。 哲学には分析哲学と呼ばれるジャンルがある。 このジャンルは、もともと言語哲学というところから端を発しており、文が何を意味しているのか(真か偽か)を明らかにすることを目的の一つとしている。 そんな分析哲学、言語哲学にとって、厄介な文がある。 「シャーロック・ホームズの背中にはホクロがある。」 多分、コナン・ドイルのホームズをどれだけ読んだところで、この文が真か偽か分からないだろう ところで、この文は以下の文とは異なることに注意しよう。 「坂龍馬の背中にはホクロがある。」 やっぱり坂龍馬の伝記をどれだけ読んだところで、多分真か偽かは分からない。 しかし、坂龍馬に関していえば、彼の背中にはホクロがあったかなかったかどちらかである、ということは

    三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2
  • 心の哲学について勉強した(『心は機械で作れるか』『心の現代哲学』『なぜ意識は実在しないのか』) - logical cypher scape2

    自分の中で心の哲学ブームが到来したので、とりあえず入門書二冊*1と、最近出たを一冊。 実は今まで、同じジャンルは入門書を一冊読むとそれで満足していたことが多くて、同ジャンルのを一度に何冊も読むのは自分としては珍しい。けど、ちゃんと勉強したいならさらにもっと読まないとダメなんだろうなあ。 大まかに感想 心の哲学はかなり面白いと思うのだが、その大部分が実際には偽の問題を巡ってぐるぐる回っていただけなのではないか、という感想もぬぐえない。とはいえ、それは結果論ともいえる。結果的には、その論争は無駄だったのではないか、というものがあるが、その無駄さが分かるためにはその論争が必要だったのかもしれないともいえる。 しかし、心の哲学の全てが無駄だとは決して思わない。 やはり重要なものや、今後も論じられるべき問題が残っているように思う。 とりあえず、1つの到達点としてはデネットなのかな、と思う。デネッ

    心の哲学について勉強した(『心は機械で作れるか』『心の現代哲学』『なぜ意識は実在しないのか』) - logical cypher scape2
    sunagi
    sunagi 2008/02/05
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