大昔は、卒業証書も総代に授与されていました。 さらには、呼びかけもなく、代表が、答辞も送辞も、読んでいました。 従って、一般の卒業生は、国歌・校歌・式歌(仰げば尊し・蛍の光)を歌い、校長の式辞・来賓の祝辞の際に、立ったり座ったりするほかにはすることがありませんでした。 こうした受け身一方の卒業式ではなく、児童を積極的に、主体的に参加させる式の創造をめざして「呼びかけ」が取り入れられたのです。 昭和30年代半ばに、群馬県の島小学校で始まり、次第に、全国に普及していったものだと記憶しています。 ご指摘の通り、教師の作成した文句を丸暗記して唱えているだけの呼びかけを聞くと、本来の意図はどこに行ったのか? と寒々とした思いがします。 本来、呼びかけの文言は、児童から募集し、それを、教師が、構成したり、文章を整えたりして作成したものです。 また、呼びかけの中で歌う曲も、教師の紹介した数曲の中から児童