那珂市議選(定数一八)は十六日に投開票され、排外主義政策を掲げる政治団体「日本第一党」県本部長の原田陽子氏(45)が初当選した。同党は地方議会で初めて議席を獲得した。選挙期間中、原田氏が露骨に外国人を差別することはなかったが、当選した他の市議の間からは「議員に選ばれたことで、市議会で排外政策を主張するのでは」と警戒する声が漏れる。 (松村真一郎) 原田氏は党の推薦を受けたが、無所属で立候補。「唯一の女性候補」を前面に押し出し、街頭演説では「子育て世代や女性が抱える悩みを議会に届ける」と繰り返し訴えた。 一方、「移民受け入れ反対」といった党の排外主義政策にはほとんど触れず、外国人問題については「外国人に頼らない日本人による介護を目指すため、市独自の支援制度を設ける」と言及する程度だった。党首は、在日コリアンらを排斥するヘイトスピーチ(差別扇動表現)を繰り返した「在日特権を許さない市民の会」(
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