(左から)明石興司(ベース)、成井幹子(バイオリン)、田岡浩典(ギター)、大野均(ドラム) ROVOの勝井祐二やVJ迫田悠とのコラボレーションをはじめとした多彩な活動により、現在のインスト・シーンで着実に知名度と評価を上げているバンド、sgt.。ニューアルバム『capital of gravity』は、全6曲収録の音源に彼らとも交流の深い旅団の毛利元祐による短編小説が封入されたパッケージにより、バンドの世界観を多角的に感じることができる内容となっている。インプロビゼーションを効果的に導入しながら、メロディアスなバイオリンの旋律とタフなアンサンブルが生む妙は、ここにきてさらにバリエーションを広げている。新作について、そしてバンドの活動する姿勢についてリーダーでベースの明石、そしてバイオリンの成井の両氏に話を聞いた。 4人のメンバーの意識がさらに一致してきた ── 前作のフルアルバムから約1年