ブックマーク / number.bunshun.jp (9)

  • 白鵬が浴びた大阪のシビアなヤジ。「銭の取れる相撲」に値しない千秋楽。(佐藤祥子)

    かつて“戦う男たちの最高峰”にあった海軍大将・山五十六元帥は、後世の男たちに格言を遺した。 苦しいこともあるだろう 言いたいこともあるだろう 不満なこともあるだろう 腹の立つこともあるだろう 泣きたいこともあるだろう これらをじっとこらえてゆくのが 男の修行である 堂々と胸を張れず、謝らざるを得ない相撲。 大阪場所千秋楽。 観客が背を向けるように席を立ち、熱気が急速に冷めていった館内の中央に、白鵬がいた。ブーイングと拍手の入り交じるなか、優勝力士インタビューを受けると、「そんなにまでして勝ちたいか!」などと辛辣なヤジが四方から飛ぶ。 「ああいう変化で決まるとは思わなかった。当に申し訳ないと思います……」 4場所ぶりに賜杯を胸にした白鵬は、異様な雰囲気に気圧されるかのように言葉に詰まり、こらえられずに溢れる涙をぬぐっていた。 「まあ、大阪じゃなかったら、あそこまでヤジもひどくなかったやろ

    白鵬が浴びた大阪のシビアなヤジ。「銭の取れる相撲」に値しない千秋楽。(佐藤祥子)
    sunuopy
    sunuopy 2016/04/06
    良記事だと思いますよ。
  • 戦意なきブラジルがオランダに0-3。「無意味な3決」で再びえぐられた傷。(細江克弥)

    3位決定戦ではベンチ入りをすることでチームを鼓舞したネイマール。ドイツ戦では「こんなクソみたいな試合なんか見たくない。ポーカーでもしようぜ」と言い放ったが……。 「決勝戦のつもりで戦うことを約束する」 しかし、歴史的大敗をピッチの外から見守るしかなかったキャプテン、チアゴ・シウバの国民に対する約束はついに果たされることなく、王国ブラジルはまたしても完敗を喫してW杯を終えた。 ドイツ戦での歴史的大敗のショックは、中3日の休養を費やしても、プライドを懸けると誓って臨んでも、痛々しいエースがベンチに入っても癒えることはなかった。この試合を「無意味な試合」と位置づけたのはオランダの指揮官ルイス・ファンハールだったが、結果的に「意味」を手にしたのはオランダのほうで、ブラジルは何一つ手にすることができなかったと言っていい。むしろ失望と落胆を上塗りする90分間は、ブラジルにとってあまりにも痛烈な悲劇だっ

    戦意なきブラジルがオランダに0-3。「無意味な3決」で再びえぐられた傷。(細江克弥)
    sunuopy
    sunuopy 2014/07/13
    見事な死体蹴りでした。でも、ああいう状況で気を吐くオスカルは印象良かった。フッキが突っかかるのはまた別の話なんだけど。
  • 白い歯も、過剰な演出も必要ない!ギラギラした“夢の球宴”を取り戻せ。(鷲田康)

    昔からオールスターゲームの現場が嫌いだった。スポーツ紙の記者をやっていた頃は、ほとんどこの間に夏休みをとって、試合はテレビ観戦を決め込んでいた。 一番の理由は、出ている選手に真剣味がなく、どうにも身を入れてゲームに集中することができないからだった。 子供の頃にテレビで観たオールスターゲームは、“夢の球宴”だった。 「我々パ・リーグの選手にとってアピールできる場はオールスターだけでしたから。セ・リーグになんか負けてたまるかと必死にプレーしたものですよ」 こう語るのは東映、日拓、日ハムのパ・リーグ時代に15度(巨人で3度)の球宴出場を果たした張勲さんだった。 それでも当時は、同じパ・リーグのベンチでも選手同士がけん制し合って、手のうちは絶対に見せなかった。それぐらい真剣だったのだ。だからたまに主力選手が、ファンサービスで他チームのヘルメットを被って打席に立つ演出をすると、それだけでスタンド

    白い歯も、過剰な演出も必要ない!ギラギラした“夢の球宴”を取り戻せ。(鷲田康)
    sunuopy
    sunuopy 2014/07/12
    セパで対戦すること自体に新鮮味が無くなったから、せめて何かしようとしておちゃらけるってのは間違っちゃないと思うんだけどね。
  • 開催国ブラジルの“異常な精神状態”。ベスト8のトラウマと陽気な難敵。(弓削高志)

    コロンビア旋風は、王国をも飲み込むか。 4日から始まる準々決勝で、コロンビアとブラジルが激突する。 代表史上初のベスト8進出で勢いにのる“カフェテロス”と、6度目の優勝を目指すセレソンによる南米勢対決が、大会のハイライトの一つになるのは間違いない。 コロンビアは、陽気なステップで大会を魅了している。 個々の能力が噛み合い、スピードとフィジカル、テクニックと戦術を高いレベルで調和させる彼らは、強敵ウルグアイとの決勝トーナメント1回戦を2-0で完勝した。 通算5得点を挙げ、グループリーグ最優秀選手に選出されたMFハメス・ロドリゲスは、今や大会の寵児となった感すらある。ゴールを決めるたびに、照れ笑いを浮かべながら、チームメイトたちとステップを披露する。 マイケル・ジャクソンの「スリラー」をアレンジした指南役は、DFアルメロだ。観る者にまで活気を与える彼らのサッカーの根底には、陽気さがある。彼らの

    開催国ブラジルの“異常な精神状態”。ベスト8のトラウマと陽気な難敵。(弓削高志)
    sunuopy
    sunuopy 2014/07/04
    ホームのアドバンテージをプレッシャーに感じてしまうのはキツイな
  • 岡田彰布はブラジルW杯をどう見たか。「俺は野球のことしかわからんけどな」(岡田彰布)

    メルマガNumber「野球の神髄~岡田彰布の直言~」、 最新号が配信されました。6月27日配信号の内容を一部ご紹介します。 ◆………………………………………………………………………………………◆ 今週の目次 ◆………………………………………………………………………………………◆ 【1】 巨人の優勝戦で幕を閉じた交流戦を総括する。 ~貯金ゼロになった阪神は巻き返しなるか~ 【2】 大舞台のプレッシャーに打ち勝つために。 ~メンタルは結果にどう影響するのか~ 【3】 読者の質問に「そら、答えるよ」。 ~岡田彰布のズバリ回答~ …………………………………………………………………………………………… 【2】 大舞台のプレッシャーに打ち勝つために。 ~メンタルは結果にどう影響するのか~ …………………………………………………………………………………………… ──岡田さん、ワールドカップはご覧になって

    岡田彰布はブラジルW杯をどう見たか。「俺は野球のことしかわからんけどな」(岡田彰布)
    sunuopy
    sunuopy 2014/06/30
    こんなんおもしろ過ぎるわ
  • イタリア、ウルグアイにやぶれGL敗退。真っ向勝負を壊したレッドと“凶行”。(弓削高志)

    疑惑のジャッジがあった。 目を疑う蛮行があった。 イタリアを蹴落とし、“死の組”を抜け出したウルグアイを、果たして「勝者」と呼んでいいものか。 しかし、試合後の指揮官タバレスの言葉は苛烈だった。 「これはワールドカップだ。はした金のモラルを問う場ではないのだよ」 グループD突破をかけた決戦を、イタリア代表監督プランデッリは「人生をかけた勝負」に喩えていた。2位以上を確定させるには、最終戦に引き分けるだけで十分だったが、ウルグアイが強敵であることには変わりなかった。 ミランやカリアリの指揮経験を持つ敵将タバレスのチームには、過去・現在を問わず、セリエAでのプレー経験を持つ者が12人もいた。 ユベントスのDFカセレスや1年前のセリエA得点王カバーニにとって、イタリアは出稼ぎ先として大金をもたらしてくれた国だ。彼らがアズーリを恐れる理由は何ひとつなかった。 追い詰められてようやく真価を発揮するイ

    イタリア、ウルグアイにやぶれGL敗退。真っ向勝負を壊したレッドと“凶行”。(弓削高志)
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    sunuopy 2014/06/26
    口が滑る、が咬むって意味のことわざだって初めて知った
  • ウルグアイに続きイタリアを撃破!コスタリカ“死の組”一抜けの理由。(弓削高志)

    コスタリカが、“死のグループD”突破一番乗りを決めた。 ウルグアイを破った初戦に続いて、20日のイタリア戦でも金星を上げ2連勝をおさめ、'90年イタリア大会以来の決勝トーナメント進出を決めた。 グループDに集まった3つの優勝経験国にとって、コスタリカは通過争いから外れたアウトサイダーのはずだった。 「醜態だよ。1年前の(コンフェデレーションズ杯)日戦のようだった。暑さのツケを払わされた」 0-1で敗れた試合の後、イタリア代表監督プランデッリは、苦々しい表情で振り返った。 イタリアに油断があったとは考えにくい。ウルグアイ相手に波乱を起こしたことで、かえってコスタリカへの警戒は強まっていた。 パスサッカーにこだわり続けたプランデッリだったが……。 4年前の代表監督就任以来、プランデッリには“スペイン流のパスワークとイタリア流の縦への速攻”というテーマで、新世代のイタリア代表を作り上げてきた自

    ウルグアイに続きイタリアを撃破!コスタリカ“死の組”一抜けの理由。(弓削高志)
    sunuopy
    sunuopy 2014/06/22
    日本が勝てたのは質の低いユニフォームのおかげか
  • カンプノウが祝福した「リーガ新王者」。シメオネとアトレティコ、2強時代に幕。(豊福晋)

    試合後のカンプノウにアトレティコを讃える盛大な拍手がこだましていた。 手を叩いていたのはアトレティコファンではない。それはスタンドを埋めた9万人を越える、地元のバルサファンだった。 プライドの高いバルセロニスタが、アトレティコの優勝を素直に認め、新たなリーガ王者を讃えていたのである。 ピッチの隅でTVインタビューに答えるイニエスタは淡々と語った。 「アトレティコこそが正しい王者だ。彼らを祝福しなければ」 ピッチの上ではメッシを除く全選手がアトレティコの選手をねぎらっていた。ほとんどの選手の口から、アトレティコの優勝を素直に讃える言葉がでてくる。普段はどんなことがあってもバルサ一筋の地元紙スポルトですら、「アトレティコが正しい王者」と報じた。 ファン、選手、メディアの反応は、アトレティコが優勝に値していたことを示していた。 多くの障壁を乗り越えての優勝だった。 指揮官のシメオネは「レアル・マ

    カンプノウが祝福した「リーガ新王者」。シメオネとアトレティコ、2強時代に幕。(豊福晋)
    sunuopy
    sunuopy 2014/05/18
    メッシを除く
  • 「あきらめない男」古木克明が、ついに辿りついた野球人生の境地。(村瀬秀信)

    JR阿佐ケ谷駅前でポーズをとる古木。1カ月以上もプレーしていないとは思えないほどの、黒く精悍な身体つきだ。 かつてのライバルが放った最後の打球がレフトスタンドに吸い込まれた瞬間、古木克明は自然と立ち上がり、ガッツポーズを作っていた。 10月8日、ベイスターズ拠地最終戦。現役生活最後の打席で小池正晃が見せたホームラン。その「最後の打席」を見届ける為だけに、訪れた約1年ぶりのスタジアム。 小池とは1998年ドラフト1位と6位。“松坂世代”の同期であり、ポジションを競いあったライバルだった。堅実な守備と小技が巧みな打撃等、古木にないものを兼ね備えたスタイルで'05年にレギュラーに定着し、その後も大きな壁となり続けた小池の力は、古木が最も知っていたと言っても過言ではない。 「自分の持ち味はバント」 と最後まで言い続け、チームの為に自らを犠牲にしてきた小池が、プロ野球選手として最後の場面になって初

    「あきらめない男」古木克明が、ついに辿りついた野球人生の境地。(村瀬秀信)
    sunuopy
    sunuopy 2013/11/07
    いいトンパチやなあ。昔のプロレスラーみたいな味
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