数年前までのJava製クライアントアプリケーションは遅く、見た目も劣っていた印象がありましたが、Eclipseの登場で状況は一変しました。Javaで開発されたクライアントアプリケーションがネイティブなクライアントアプリケーションに匹敵する軽快さ、操作感を持っていることに驚かされたのは記憶に新しいのではないでしょうか。 そのEclipseのユーザーインタフェースに使用されているのが、本稿で解説するSWT(Standard Widget Toolkit)です。 SWTの特徴は次のとおりです。 軽快な動作を実現 同じJavaのGUIツールキットであるSwingと比較して優れたパフォーマンスを発揮できます。ただし、使用するPCのスペックが良くなってきたことや、Swingのパフォーマンスが改善されてきているため、以前ほどの差はなくなったように感じます。 ネイティブなルック&フィール SWTはネイティ