滴る肉汁、燃え上がる炎。トングを握る手が炙られ、火の粉を浴び顔も火照っている。久々の感覚。 もはや店で食べるのはいつぶりかも思い出せない。少なくとも息子を連れては初だ。今夜は七輪でいただく炭火焼肉店を訪れていた。 近所にありずっと行きたかったお店だが、入店できたのは初だった。何度かチャレンジしたのだが、いつもお客さんが多くて入ることは叶わなかった。 今日も急遽の思いつきだったが、開店前に少し並んでお店に入った。目をつけていたとおり、ファミリー向けの広々とした店内で、案内された席も八人席だった。おかげで子供たちを火から離して座らせられ、私たちも安心して焼肉を楽しむことができた。 目ぼしいものを一通り食べ、美味しかったものはお代わりをした。特にハラミと塩ホルモンが絶品で、他にも桜ユッケや冷麺、焼ニンニクも美味だった。 娘はイカが特に気に入ったようで、ひとりで一皿お代わりをしていた。サラダや野菜