引用元:wikipedia.org 1954年の作品 成瀬巳喜男監督、川端康成の同名小説が原作 終戦から数年後の鎌倉、妻と長男夫婦と四人で暮らす尾形(山村聡)は、重役として東京の会社に勤務している 昨年、還暦を迎え、これまで健康を特に意識したことはなかったものの、喀血したり、物忘れがあったり、と不安を持ち始めていた そんな折、深夜に地鳴りのような山の音を聞き、死への恐怖を意識する 同じ会社で補佐的な仕事をしている息子の修一(上原謙)の妻、菊子(原節子)は色白で、若い頃に憧れていた(既に亡くなった)義理の姉を思い出させた 息子夫婦は、結婚して二年足らずにもかかわらず、修一は他所に女がいるらしく、菊子が不憫に思え、修一の様子を探ろうとする 息子の不倫と、その妻への愛情、というとドロドロしたものを想起させるけれど、(息子は別にしても)義理の娘を思いやる感情には理性がある 小津作品には「それ以上は
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