ブックマーク / kame710.hatenablog.com (41)

  • 2021.11.2 『しあわせ中国 盛世2013年』‐前‐ - カメキチの目

    『幸福な監視国家・中国』で紹介されていた「発禁処分を受けた問題の書」、 『しあわせ中国 盛世2013年』  著・陳冠中 という小説形式のを読んだ。 (グーグル画像より) 前は「幸福」、こんどは「しあわせ」。 『幸福な監視国家・中国』のほうが2019年と新しく、おそらく『しあわせ…』を マネたのだろう。 いずれにしろ、2013年も2019年も中国の人たちは「しあわせ」「幸福」なのだ。 この2年はコロナ禍で、インバウンドを楽しめる人にはちょっと「不幸」かも… ーーーーーーーーーー 「一党独裁」の政治。 そのことが具体的にはどういうものなのかを、さまざまな人物を登場させ小説風に ものがたる。ストーリーがあるのでおもしろい。 主人公的な人物は複数ですが、みんな自由や民主主義のたいせつさを知っています(一人は台湾の人で アメリカにも住んでいたことがある)。 背景は2013年の中国土。習近平政権に

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    suoaei 2021/11/02
  • 2021.9.28 『人はなぜ宗教を必要とするのか』‐後‐ - カメキチの目

    前回の続き(終わり)です。 第4章は略し、第5章、最後の第6章へ ーーーーーーーーーー ‐5⃣‐ 「〈第5章 「凡夫」という人間観〉 「凡夫」という言葉は、自分について使う言葉であり、他人を見て、あの人は「凡夫だ」、 といういい方はしない … 「煩悩」とは自己愛のこと、…自分可愛さのあまり、つぎつぎと欲望を追いかけて生きてゆく、 それが人間だということになります。したがって、欲望に負けやすいのが人間の常だということ… … 法然や親鸞の「他力仏教」は、人が「業縁」的存在(一人一人が違う)であることを前提とする宗教… 法然は布教にあたっても、…無理押しをせず、…「縁」が熟すのを待つという姿勢を貫いている… 大切なことは、人がそれぞれ固有であるのは、ひとえにその人が背負っている「業縁」が個別である… ↓ 「人権」を現実に確立するためにも、まず一人一人の固有性を保証する根拠を明らかにしてゆく こと

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    suoaei 2021/09/29
  • 2021.9.10 不雨花猶落… - カメキチの目

    不 雨 花 猶 落  無 風 絮 自 飛 (あめならずして はななおおつ  かぜなくして いとみずからとぶ) 雨が降らなくても花はいつか落ち、風が吹かなくても絮(柳の種で白い毛があり「柳絮」 リュウジョと呼ばれる)は、自ずととんでゆく、ということ。 (グーグル画像より) 自然は変わらないものなどいっさいない、 人間も自然のひとつだから、変わらないようにみえていても刻々と 移りかわっている。 (姿かたちが老いているだけではなく、人生も移りかわっている) 雨が降ったり風が吹かなくても、自ずと(違うのはただ早いか遅いかだけ)いつかは 散るのだ。 (死は必然。生は偶然) 早い遅い、大きい小さい、太い細い、長い短い…そんなことたいしたことではない 比べるな、比較にとらわれるな、ということ。 ーーーーー 禅語は禅の心、精神がきわめて短い言葉、言いかたで表わされている。 いわれ方、表現のされかたはさまざ

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    suoaei 2021/09/10
  • 2021.9.7 生物多様性はほんとうに必要なのか? - カメキチの目

    愛読する爽風上々さんのブログで紹介された 『〈正義〉の生物学 トキやパンダを絶滅から守るべきか』 山田俊弘・著 を読んだ。 読んで満足まんぞく…、ほんとうによかった。 の内容は、爽風上々さんのブログ sohujojo.hatenablog.com がすばらしいので、上をクリックしてください。 以下は私の感想です。 特に考えさせられた二点、①「正義」と②「感性」について書きます。 ーーーーーーーーーー ① 正義 書名にもある〈正義〉には、読み終えておおきな衝撃をうけた。 (爽風上々さんの感想の「生物学というよりは倫理学の問題のようでした」が強く思われました) は副題として「トキやパンダを絶滅から守るべきか」とあり、 「生物多様性」を重んじ守ることのたいせつさ(生物の保全の必要性)を、 たいせつではない、不必要だという反論をたて、両方の言いぶんを比べて闘わす (思考実験)ことにより、最後

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    suoaei 2021/09/07
  • 2021.9.3 「予測不能な多重的な学び」ということ - カメキチの目

    たまたま見つけた『ものが語る教室‐ジュゴンの骨からプラスチックへ』が とてもおもしろかった。 著者は盛口満さんといい、現在は沖縄大学の学長。 世界でいちばんと尊敬するお父さんが理科、化学の先生で、生徒さんたちが理科に 興味をもってくれるようにとさまざまな創意工夫をこらした教育を実践し、何冊か にも著されているそうだ。 そのお父さんの影響がすごく大きい盛口さんの大学の教室での学生をまえにしての (だけど小中高生も理解でき、かつおもしろがる)「授業」がの内容になっている。 ーーーーーーーーーー 【引用】 「皮肉なことに、科学技術の異常な発達が子どもたちから理科を学ぶ意欲を殺ぎ取ってしまったのだ。 いまの企業のシステムは、鵜の目鷹の目、ニーズを探す。 人々が気づく前にほんの小さな利便まで掘り出し、要求を先取りして企業化してしまう。 すべてが始まる前におぜん立てを終わっている。…」 「予測不能

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    suoaei 2021/09/03
  • 2021.8.31 幸福は、「になる」のでなく「である」 - カメキチの目

    かたそうな書名ですが、全然そんなことなく、すごく読みやすかった。 (著者がカルチャーセンターで講義されたもの) 『今ここを生きる勇気‐老・病・死と向き合うための哲学講義』  岸見一郎 日常のなかでは生活に追われて気がつきにくい、いわれてみて、「あーぁ!」と 納得することが書かれていました。 ----- 岸見さんはプラトンを専門とする哲学者ですが、とくにソクラテスが好きです。 ソクラテスの「無知の自覚」(自分は無知であると自覚していること)を座右の銘に しているくらい、謙虚な人。 (トランプ・安倍・麻生《私には「傲慢」の象徴》と真反対) には三木清の言葉がよく出てきました。 三木清も謙虚な人だったのだろう。 著者は哲学者であるとともにアドラーの心理学にも詳しい。 (哲学専攻の動機と《哲学者になってから勉強した》アドラーの心理学が通じるものがあるらしい。 「心理学」はフロイドやユングがよくい

    2021.8.31 幸福は、「になる」のでなく「である」 - カメキチの目
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    suoaei 2021/08/31
  • 2021.8.27 ④ 呪い - カメキチの目

    白川静さんの漢字・甲骨文字研究は私のような者でもどこかで聞いたことがある。 (これは2011年、「私が白川先生から学んだこと」というテーマで講演されたもの) 強く感じた「呪い」のことだけ書きます。 (グーグル画像より) ーーーーーーーーーー 内田さんのには「呪い」という言葉がよく出てくる。 (の題名になっているものもあるくらい) なんでそんなに「呪い」なのか? (そのことは述べられていなかったけれど、尊敬する白川さんの影響が大きいのだろうと思った) 白川さんは甲骨文字の研究で、漢字をつくりあげる中でこめた古代中国の人の 「呪い」(といえば「おどろおどろしい」ですが、広く「思い」)を深く感じた。 (「言葉」とはちがい、文字は目に焼きつき、残る。言葉よりずっと重く心にとどくので、 「呪い」をふくめてさまざまな気もちや思いをこめて漢字はつくられたという) 〈世界は呪いに満ちていた〉 現代社会

    2021.8.27 ④ 呪い - カメキチの目
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    suoaei 2021/08/27
  • 2021.8.24 ③コミュニケーション - カメキチの目

    「ことばの教育」という題名で2013年、国語の先生たちに講演されたもの。 強く心にひびいた3点だけ述べます。 グローバリズムの大合唱で、以前は中学校からだった英語が小学校に導入された。 (なんと2020年から、小学3.4年生必修化、5.6年生教科化) 著者は、英語能力の向上→コミュニケーション能力の向上→「国際人」の育成 かのような風潮を強く批判される。 ---------- ①〈 コミュニケーション能力の質〉 コミュニケーション能力というのは、コミュニケーションが成立しなくなった局面を打開する力 ではないかと思うのです。 内田さんは仕事がら(大学の先生をしていた)外国へ行くことが多かった。 あるとき滞在先ドイツのコンビニ店員さんとのやりとりで、会話がうまくできず コミュニケーションをとることがむずかしくなった。 で、咄嗟に思いついた手をためして成功。 (意思は通じた。コミュニケーション

    2021.8.24 ③コミュニケーション - カメキチの目
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    suoaei 2021/08/24
  • 2021.8. 20 ②寺を見なおす - カメキチの目

    二つ目の話は「寺を見なおす」です。 (2014年、「全国日蓮宗青年会」で「イスラームは世界的規模のグローバル共同体」という題名で 講演されたもの) ーーーーーーーーーー 寺の話にはいる前に、イスラム教、「テロ」の話があったのでそのことを。 ■ 起源からいうと、イスラム教は(キリスト教も)砂漠や荒野をさまよっている 人たちのいのちを救うためにあったとのこと。 無条件で飲み物べ物寝るところを提供しなければならない。… 歓待が一神教倫理の基になるわけです。… 相互にその誓約を実行することで、遊牧民たちは生き延びてきたし、これからもそれに基づいて 生き延びてゆく。… 「歓待」が一神教のもっともたいせつにしなければならない倫理的な行いの一つ だとは、仏教信者の私はここを読むまでまったく知らなかった。 この相互扶助と喜捨の倫理(「歓待」のこと)はアメリカン・グローバルリズムとは まったくそりが合い

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    suoaei 2021/08/20
  • 2021.8.17 ①アメリカの言いなり  - カメキチの目

    の領土問題。 戦後70年以上へても一向に進展しない「北方領土」返還。 近年になり、とつじょ浮上したかのような「尖閣列島」や「竹島」の問題。 (「尖閣」・「竹島」問題は子どものころ《勉強不足かもしれないが》学校ではなかった。私自身は 老人になってから初めて知った) ----ー 「北方領土」はきちんとした歴史的根拠があるから日の領土。 とうぜんの権利として、長年にわたり返還が叫ばれていた。 ところが東西冷戦が終わってもロシアは返してくれない。 しかしロシアが返さないのは仕方のないことだと私は思う。 (「日は独立国で主体的な外交をしている」と当の日が強く叫んでも、アメリカ合衆国の一州と 揶揄される実態は、これほど長い時間がたっても何ら変わらない) 東西冷戦が終わり、アメリカの矛先がソ連(はなくなった)から中国に変わっても、 ロシアは社会主義国ではなくなっても、日の返還要求を「おいそれ

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    suoaei 2021/08/17
  • 2021.8・13 『日本の覚醒のために』 - カメキチの目

    久しぶりに内田樹さんのを読んだ。 『日の覚醒のために 内田樹講演集』という。 「覚醒」という言葉は使いたくなかったが、現在の日、とくに政治と (それを支える)メディアの「劣化」にはガマンならないのであえて使ったという ----- 私が内田さんに傾倒するのは、この人の考えかた、発想が、そのものごとにとって もっともたいせつにしなければならないことは何か?と気づかされることだ。 ものごとの「質」みたいなものに目を向けることのたいせつさ。 (内田さんは達人級の合気道の先生でもあり、養老さんが解剖を専門の仕事とされ「身体」からの 発想をだいじにされるのとよく似ている) からの話題、①アメリカの言いなり、②寺を見なおす、③コミュニケーション ④呪いの四つにしぼり、次回から書きます。その前に、 前に読んだ『内田樹による内田樹』(多くの著作のうち自選した数冊を紹介) のなかの『先生は偉い』で

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    suoaei 2021/08/14
  • 2021.8.3 『やさしい唯識』‐縁を感じて生きる‐ - カメキチの目

    には、唯識に特徴的な言葉(「遍計所執性」「依他起性」「円成実性」など漢字表現の むずかしい言葉《しかし意味は平易》)がたくさん出てくるのですが、興味ある方は ぜひ書を手に取ってみてください。 (すばらしいです) 終わりに、とても身近な話がありましたのでそれを引用し、私の思うことを。 ーーーーーーーーーー 【引用】 「私は最近、電車の中で座ることができたら、前に立っている人に心の中で「ありがとうございます」 と感謝しようではないかと提案しています。… (ウンよく座れたとき)「自分は座れてよかった」と思って座っている…。 そこには、無意識であるにしてもエゴ心が働いています。 その人が立っているおかげで私は座ることができていること(自分が座っているという事実)は、 相手が立ち、自分は座っているという現象の背後にあるいわば法則、すなわち「理」にまで目を凝らし その人と自分とを関係的に見て、「

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    suoaei 2021/08/03
  • 2021.7.30 唯識とは何か‐(後) - カメキチの目

    自分の世界とは、なにごとにつけエゴ的(いまは「自分中心」とという意味)に みたもの、とらえたもの。 だが、「自分」というものについて、横山さんは言う。 ----- 【引用】 「〈「自分」というのは言葉の響きがあるだけ〉 「自分」はほんとうに存在するのか 「手を見てください」…「自分の手です」と答えます。 そのときすかさず、「手は眼で見えますが、いまあなたが言った自分という言葉に対応するものが あるでしょうか。…」… 〈一人一宇宙〉 (私たちは)「この広大無辺な宇宙の中に、一人の小さな存在として…いまここに生きている」と… でも、…一つの共通な宇宙といったものは、人間同士が言葉で語り合うことによって「ある」と 認め合った宇宙であり、いわば抽象的な存在です。… 「人間同士が共に言葉でもって語り合い認め合う世界」という範囲だけで通用する判断です。… 〈人間はなぜ自分の内に閉じこもりざるを得ないか

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    suoaei 2021/07/30
  • 2021.7.27 唯識とは何か?(前) - カメキチの目

    (以下の引用文は、引用文そのものは青字、「」・〈〉・()・→・太字・太字はこっちでしたもの) 題に入る前に。 ■ ちょうど同じころ『宗教とはなにか』というのを読んだ。 宗教とは「大いなるものへの畏怖の心」が、原始、古代、いわゆる「未開社会」 近代を問わず、根的な出発点として共通しているとあった。 畏れ、慄きの感情をともなった崇める気もちのようなもの。 「大いなるもの」とは、宇宙や大自然という空間的な(いちおうは)目に見える、 感じられるものだけではなく、「あの人に起きて、私には起きなかった」 「彼(彼女)は死んで、私は生きのこった」というような、決定的な人生の偶然も 含む。 (要するに理不尽なこと。科学でいまだ解明されていないこと。 話が変わりますが、宗教から話題の東京オリパラのことが連想されました。 オリンピックは世界的なものだが、「大いなるもの」ではない。 グローバルな行事だが、人

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    suoaei 2021/07/27
  • 2021.7.23 仏教と私 - カメキチの目

    『やさしい唯識』  横山紘一・著 という新書を読んだ。 「唯識」というのは言葉は聞いたことはあったが、むずかしいだろうという 先入観もあり、延ばしのばしにしていたが、手ごろな入門書を知った。 読んでホントによかった。 (グーグル画像より) 宗教にとって肝心かなめは信仰心だと思うけれども、その宗教独自の価値観が あるようだ。 他の宗教のそれが何なのか。 (日の仏教は、キリスト教ほどには「愛」は強調されない。 しかし「慈悲」と、表現はちがっても実質「愛」の実践を説いています) 仏教では、よく「慈悲」と対(ツイ)で「智慧」がいわれる。 (仏壇の三尊像では真ん中に釈迦または阿弥陀などの如来像で、両脇は慈悲の観音菩薩と 智慧の勢至菩薩。密教では「胎蔵界曼荼羅」と「金剛界曼荼羅」。それぞれ「慈悲」と「智慧」) ーーーーー 仏教では、僧侶しかわからないような漢字の音読みだらけの連なりから成るお経を

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    suoaei 2021/07/23
  • 2021.7.16 AIの時代だからこそ…「人が生きるとは…」 - カメキチの目

    『AIの壁』  養老孟司 という新書を読んだ。 著者は、長いあいだヒトの身体をみてこられたこともあってか、ものごとを考える とき、「身体」からの発想を基とされる。 心に深く感じたことを2回に分けて書きます。 ーーーーーーーーーー 【引用】 「〈AI時代だからこそ見えてきた「人が生きるとはどういうことか」〉 (「ブラック企業」という言葉も)「仕事も、適当にね」「仕事人生じゃないんだよ」ということが 普通になったから出てきた言葉でしょう。 当ったり前のことを、わざわざ考えなきゃいけない時代とも言えますね」 … 〈「AI時代の教育に必要なのは「五感によるインプット」〉 新しい発見とは、多分「自分に関する発見」なんですよ。世間の評価なんてどうでもいい。 自分が今まで知らなかったことがある。…「あっ!」と思うわけです。… 答えをあらかじめ提示されちゃえば、発見の喜びは削がれますから。 だから子ど

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    suoaei 2021/07/16
  • 2021.7.9 「経済」とは「経世済民」(人民を救うことだぞ! 「催眠」にかけ「細民」にすることでは決してない) - カメキチの目

    経済産業省のまだ20代の官僚二人が「コロナ給付金」をだまし取り、自分たちの 遊興に使ったというニュースを聞いたとき、唖然とした。 同時に、 「拝金主義」、カネ、カネ、カネ…の世(NHKニュースの終わりで必ず「きょうの株価は…」と 報じられるようになったのはいつからか?)、政府では、おおいにあることだと思った。 (「あり得る」ではありません) 反射的に、 「赤木ファイル」の赤木俊夫さんを想った。 (ポケットにはいつも「国家公務員倫理カード」が入っていたという。亡くなれたときもポケットに あった。よく見ておられたのだろう、ボロボロになっていたらしい) 若い二人も赤木さんと同じく国家公務員。20代でも二人は「官僚」(「役人」)。 赤木さんより「偉く」て、国の政策に影響力を与える身分らしい。 (どこから「官僚」と呼ばれるのだろうか?つまらぬことを思っていたら、とつじょ気がついた。 警察組織でよくい

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    suoaei 2021/07/09
  • 2021.7.6 『自分のなかに歴史をよむ』 - カメキチの目

    『自分のなかに歴史をよむ』  阿部勤也 (グーグル画像より) という古い新書を読んだ。 「自分のなか」と「歴史」という言葉に惹かれたのだった。 (阿部勤也さんは有名な歴史学者で、ご専門は中世のヨーロッパ) 中世のヨーロッパには興味はないので阿部さんの著作を読んだことはなかったが、 このは著者がなんでどのようにして中世のヨーロッパを研究をするようになった かを、子ども時代にさかのぼり自伝的に語りかけるよう書かれていた。 なんでも修道院、尼さんが身近なキリスト教的な環境で育ったという偶然だった とのこと。 (生意気だったころ、「歴史に残るような発明・発見は、○○がやったとなっているが△△だった かもしれない。早かれ遅かれ誰かがやったに違いない。それが歴史の必然…」と考えていた。 それはいまも変わらない。そうだけど屁にもならぬつまらない考えだと、思うようになった) ある人が、なぜ今あるようにあ

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    suoaei 2021/07/06
  • 2021.7.2 初夏の花 - カメキチの目

    写真を撮るのはホント、楽しくおもしろい。 天気がいいと、陽の光が射しこんで被写体に陰影ができ、撮りたいものが増える。 たまには写真展に出してみようかと思うくらい、自分では芸術性を感じるような 「上出来」がある。 上出来とはあくまで主感で「」付きだけど、自己満足できる。 (写真を撮るとき、前々から感じてはいたのですが言葉にまで昇華できなかった思いが最近よんだに 書かれてありました《こののことはいずれ書くつもり》。 『「生きもの」感覚で生きる』 中村桂子・著 といいます。 【引用】「自然にはなにかわからないこと、新しいことがたくさんあります。 テレビやコンピュータのなかにあるものは、たとえ自然を扱ったものでも誰かが取り出した情報です。 自分で直接自然に接し、興味深いことを切り取ってくることで、想像力、創造力ができあがっていきます こうして、ほかの誰のものでもない私の一生ができていくのではな

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    suoaei 2021/07/02
  • 2021.6.29 「忘れること」と「自分であること」 - カメキチの目

    終りは、「忘却」(忘れること)と「アイデンティティ(自分であること)」。 ーーーーーーーーーー 「忘却」 【引用】 「「忘れたこと」は何であったのかを忘れてしまうのだ。 つまり、「忘れたこと」の内容は忘却しているにもかかわらず、「『忘れたこと』を忘れた状態」 であることを感受しているため、一層の〈不安〉に晒されることになる。これこそが「認知症」と 呼ばれる当事者の〈不安〉を形成するのだ。 … 「忘却」とは、言うなれば、私たちが「自分」を保つ上でこの上なく必要な情報処理の装置なのだ。 また「記憶」とは、日々の様々な出来事を「過去」の情報へと変換して飼い慣らしていくための、 これまた必要な情報処理の装置である。 だから、私たちは「忘却」すると同時に、「記憶」していくことで、「自分」という存在を 辛うじて保っているのである。 … 「何を忘れたのかは分からないけど、何かおかしい」という経験こそが、

    2021.6.29 「忘れること」と「自分であること」 - カメキチの目
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    suoaei 2021/06/29