ブログひとつの形として、ブログはアカデミズムの枠からはなれた素朴な言葉によって、大衆が哲学や科学などに関して語る、あるいは語りなおす場である。 ブログは大衆に、開かれた思考の場を与えてくれた。考えたことを世界に発信し、それを読んでもらうという特権めいたものを地上に引き降ろしてくれた。もちろんいきなり大学のようになるわけじゃない。そうなることは難しい。まずは日常の感覚に根ざした雑感や思いつきを経て、考察とか思考とかになっていく。そうなってもまだ学問にはならないけど、十分知的で面白いことを、思考されたものをみんな語ってるなぁって思う。みんな考えてるなぁって。それにたとえブログを書く人が現場の大学の研究者であっても、読者は同業者ではないので、大抵一般人にもわかりやすいように、日常の出来事に混ぜて彼らが考えた事を発信してくれる。ブログを通じて考えることに慣れていった人も多いと思う。 ブログで思った