(CNN) 中東カタールの衛星テレビ、アルジャジーラは29日、地球温暖化の発生は米国など先進国の責任であると非難する、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者とする音声声明を放送した。 本人なのかは不明だが、同容疑者が環境問題に絡めて米国を批判したのは例がない。ビンラディン容疑者のものとする音声声明はここ1週間で2度目。同テレビは24日、ビンラディン容疑者が昨年のクリスマスに起きた米機爆破テロ未遂事件への関与を認めたとする肉声の録音をウェブサイトで公表していた。 同容疑者は29日の声明で、温暖化対策の京都議定書を拒否したブッシュ前米大統領と国際企業を非難し、米国は国際的な金融危機を招いた責任もあると糾弾した。 また、今回の声明は、故意であろうとなかろうと地球温暖化とその危機に責任がある者へのメッセージであると主張。「地球温暖化はイデオロギーの問題ではなく、現実に起きている問