体罰で児童らにけがをさせたとして、大阪府教委は29日、泉佐野市立小の男性教諭(49)を減給2カ月としたほか、大東市立中学校の男性講師(26)を減給1カ月、別の男性教諭(28)を戒告の処分としたと発表した。 府教委によると、泉佐野市立小の男性教諭は6月8日、校内でオルガンにのって壊した6年の男子児童が担任教師とともに別のクラスで謝罪している最中に「信用できない」と激高。暴力をふるい、顔などに全治11日のけがをさせた。被害届を受けた泉佐野署が捜査し今月13日、傷害容疑で男性教諭を書類送検した。 男性教諭はこの直前、授業を妨害したとして児童を指導しており、児童が腹いせにオルガンを壊したと思い込んだが、実際に壊したのは指導前だった。 また、大東市立中の男性教諭と男性講師は5月27日、立ち入り禁止の校内の非常階段にいた理由を答えなかった2年生の男子生徒2人の顔をたたき、うち1人の鼓膜を破る全治約2カ