多分僕が今年劇場で観た映画からキーワードを抽出すると一番多くの作品に共通する要素として「魔女」という単語が浮かび上がるのではないかと思う。単純にオカルトホラー系の作品のみならず「オズ はじまりの戦い」はもちろん「シュガー・ラッシュ」あたりにもその要素も見受けられるだろう。魔女と一口に言っても犠牲者と加害者あるいはその両方であったりするのだが、多くはヨーローッパにキリスト教が普及する前から伝わる民間療法を使う女性をキリスト教の観点から見て魔女と呼んだのが始まりではないだろうか。15世紀から17世紀にかけて欧米では「魔女狩り(魔女裁判)」の名のもとに多くの女性(男性の場合がある)が犠牲になった。魔女とされた人々の実際のところは様々(単に隣人とのトラブルから訴えれた人もいれば政治的に地元の権力者とそりが合わなかったから、という人もいただろう。実際に悪魔崇拝していたり魔術を使っていた、などという人