7月3日、ヤマハ発動機はプール事業から撤退すると発表した。写真は同社のロゴ。2017年10月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai) [東京 3日 ロイター] - ヤマハ発動機は3日、プール事業から撤退すると発表した。2024年3月末で営業活動を終了する。成長事業などに経営資源を集中する中で事業撤退を決めたもので、プール本体などのアフターサービスは継続する。 ヤマハ発はボート製造に関連した技術を生かして1974年にFRP(繊維強化プラスチック)製プールを製品化し、学校、レジャー、家庭用、フィットネス向けなど日本全国に納入してきており、20メートル以上の学校プールの累計出荷は6500基超で国内トップの実績だという。プールの改修や定期点検などメンテナンスも手掛けていた。 同事業撤退による連結業績への影響は軽微としている。 ヤマハ発は、6月末にはスノーモビル事業からの撤退を決定