外国人の収容・送還のルールを見直す入管難民法改正案が28日、衆院法務委員会で、賛成多数により可決された。自民、公明、日本維新の会、国民民主の与野党4党が修正案に賛成し、立憲民主党などは反対した。 衆院法務委員会では採決に先立つ質疑で、立憲民主党や共産党の委員から改正案への批判が相次いだ。立民の米山隆一さんは日本の難民認定について「相当な理由があっても認定されない人たちがいる。世界と同じレベルでない」と指摘。共産の本村伸子さんは「当事者や家族の声、弁護士や支援者の声を聞かない政府の姿勢が許せない。採決を考え直すべきだ」と主張。議員席からは「そうだ!」と怒号が飛んだ。 名古屋出入国在留管理局で収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族も傍聴。可決後、立民の鎌田さゆりさんは「力になれずごめんなさい。こんな法案を通すのは間違っている。本当に恥ずかしい」と涙を浮