衆院国家安全保障特別委員会は六日、安倍政権が外交・安全保障政策の司令塔と位置付ける日本版「国家安全保障会議(NSC)」創設関連法案を与党と民主党などの賛成多数で可決した。七日の衆院本会議で可決、参院に送られ、今国会で成立する見通し。政府・与党がNSC法案と一体での成立を目指す特定秘密保護法案は、国民の「知る権利」を制限する内容のまま七日の衆院本会議で審議入りする。 NSC法案は、本会議での審議入りで首相が答弁に立つ重要法案になったが、委員会審議は約二十一時間。重要法案の審議は、過去に百時間を超えた例もあり、野党からは「議論が不十分だ」と批判の声も上がった。