核兵器の保有、使用などを全面禁止する核兵器禁止条約の発効から1年となった22日、核兵器廃絶を求める団体でつくる「核兵器廃絶日本NGO連絡会」がオンラインで記念イベントを開いた。参加した核廃絶に取り組む団体関係者や学生らからは、歩みを始めたばかりの条約に期待する声とともに、条約への参加に消極的な態度を取る日本政府に厳しい意見が相次いだ。 核禁条約は2020年10月、批准した国・地域が発効に必要な50に達し、21年1月22日に発効した。3月には核廃棄の検証などの枠組みを協議する初の締約国会議がオーストリア・ウィーンで予定されている。