ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やマリインスキー歌劇場管弦楽団など今秋も大物の来日が相次ぐクラシック界。新譜やコンサートの演目を見ると、ひと際目立つのが現代音楽の数の多さだ。背景には昨年のヒンデミット(没後50年)に続き、今年はロシアの前衛作曲家シュニトケ(生誕80年)や、「ゴジラ」をはじめ数々の映画音楽を残した伊福部昭(同100年)ら大御所がメモリアルイヤーを迎えたことがある。近年はTBSテレビ「情熱大陸」に登場した藤倉大ら若手作曲家の活躍もめざましい。 とはいえ、ベートーヴェンやショパン、マーラーあたりまでならまだしも、現代音楽となるといきなり腰が引けてしまう音楽ファンも多いのではないだろうか。ロマン派に比べると無機質で、意味不明で、退屈?それは古典絵画と現代アートの比較にも通じる。 現代音楽のアルバムでグラミー賞 五嶋みどり 11歳でニューヨーク・フィルハーモニックと共演して以来、
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