対話集会後、詰め寄ってきた女性(手前右)を押さえるSPを制止する鳩山由紀夫首相(中央奥)=沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校で2010年5月4日午後3時40分、小川昌宏撮影 鳩山由紀夫首相は4日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、就任以来初めて沖縄県を訪問し、仲井真弘多知事、名護市の稲嶺進市長らと相次いで会談した。稲嶺市長との会談で、首相は「県外を模索してきたが、あまり遠いところに移設地を求めることはできない。辺野古の海を汚さない形での決着を模索していくことが重要だ」と述べ、キャンプ・シュワブの沿岸部(同県名護市辺野古)か沖合に「くい打ち桟橋」(QIP)方式で滑走路を建設する案を念頭に、県内移設の方針を伝えた。市長は「到底受け入れられるものではない」と拒否した。 首相は、これに先立つ知事との会談でも「県外ということで努力しているが、すべてを県外にということは現実問題、難しい