政府 核兵器保有の検討していた 10月3日 19時53分 1960年代の後半、日本政府が、核兵器の保有について極秘裏に検討を進めていたことが、NHKが入手した機密資料からわかりました。当時の西ドイツとの間で核をめぐる秘密の外交協議を行っていたことが記されていて、核兵器を持たないという「非核三原則」が定着するまでの経緯を示す新たな事実として注目されています。 NHKが入手したのは、ドイツに残されていた西ドイツ外務省の機密資料です。それによりますと、西ドイツとの秘密の外交協議は1969年2月、箱根の旅館などで極秘裏に行われました。この5年前、中国が核実験に成功し、アジアで初めての核保有国になり、これ以上、核保有国を増やさないというNPT=核拡散防止条約が提唱され、戦後経済発展を遂げた日本や西ドイツなどの国が核兵器を持たないよう促されました。秘密協議は、この条約の発効を翌年に控え、日本側が西ドイ