"実行可能な仕様書のライブラリ"を知的社会資本に:“実行可能な仕様書”を作る!(3)(3/3 ページ) 「実行可能な仕様書」のライブラリ レファレンスモデルをまとめるだけでなく、筆者はアプリケーションドライバの開発に当たって、すでに公開しているモデル「CONCEPTWARE/販売管理」をその上で実装することを決めていた。この程度のレファレンスモデルの実装を支えることができなければ、まともな開発基盤と言えないと考えたからだ。 「CONCEPTWARE/販売管理」が本格的な業務システムのレファレンスモデルだったおかげで、XEAD Driverは開発基盤としてよほど実用的なものになったと思う。それだけでなく、レファレンスモデルそのもののブラッシュアップにもなった。なぜなら、実装して実際に動かす過程で、設計上の無理や不具合が見つかったからだ。もちろんそれは基本的には私自身の設計者としての未熟さゆえ