朱文字で「部外秘」とある棒グラフが、問題になった。国立環境研究所の研究者らが、4か月前に作成。「温室効果ガス排出削減ポテンシャル(削減余力)」の研究で、推計を行った。 金に糸目をつけず、2020年までに更新予定の技術・設備を、車なら燃料電池車という具合にすべて最新型にすると、21か国・地域でどれだけ削減できるかをはじき出した。 日本は、二酸化炭素(CO2)換算で4億トン。2月、環境省から説明を受けた日本経団連は、反発した。国全体の排出量13億トンの約30%に当たるだけに、「4億トンという数字が独り歩きすると困る」。結局、研究報告で目立たない扱いとなった。 「発電所や工場の排出実態が明らかでないと削減対策の議論ができない」 環境団体「気候ネットワーク」は04年6月、経済産業省に対し、原油換算で年3000キロ・リットル以上を使う工場がどんな種類の燃料をどれだけ使ったか記した定期報告書(03年度
鼻下は髭が生える場所で、顔の中でも特に濃くて太い毛が生えてきやすいです。しっかり剃っても数日後には目立つくらい生えてくるので、鼻下は男性も気になりやすい部位と言えます。気になる部位をピンポイントで脱毛するだけでも、快適な脱毛ライフを送ることができるでしょう。 今回は、横浜で鼻下を医療脱毛するメリットやデメリット、後悔しないポイントについて紹介します。 横浜で安い全身の医療脱毛の施術を受けられるクリニックはどう選ぶべきか 鼻下脱毛とは 顔の中で脱毛できる部位は、ほほ、おでこ、あご、あご下、もみあげなど、細かく分かれています。鼻下脱毛は、鼻の下から唇の上までの部分を脱毛することを言います。脱毛完了までの目安は、医療脱毛かサロン脱毛かによって異なります。 脱毛で自己処理が楽になる回数は、医療脱毛で「5~6回」、サロン脱毛で「10~12回」ほどが目安となります。 鼻下の毛が濃い、ツルツルを目指すと
小和田駅に到着した飯田線の列車。降りる人はいなかった=浜松市天竜区水窪町 緑に包まれた三河槙原―柿平間を通る飯田線の列車。線路下は宇連川=愛知県新城市豊岡中井侍駅近くの険しい山間部を走る飯田線の列車。奥に見えるのは天竜川=長野県天龍村 愛知県から静岡、長野両県へと向かうJR飯田線が、「秘境駅」の宝庫として静かな人気を集めている。商店どころか民家もなく、中には自動車で近づくことすらできない、常識を覆す駅たちだ。そんな駅をはるばる訪ねる人がいれば、駅を守る住民もいる。この夏、身近な「別世界」に足を踏み入れてみてはどうだろう。 豊橋を発車して約1時間半。静岡との県境に近づくと、車窓から見えるのはクリームがかった緑の天竜川と、生い茂る木々ばかりだ。まばらに座る乗客は、駅に着くと自分でドアを開けて乗り降りする。 さらに約40分。愛知、静岡、長野3県境にある小和田(こわだ)に着いた。皇太子妃雅
世界遺産の合掌造り集落で知られる雪深い五箇山を望む、富山県南砺市の水田群。その一角に、昔ながらの木造平屋建ての水車小屋が1軒、ぽつんと立っていた。中には、脱穀機や縄、俵を作るわら打ち機が並ぶ。真下では、県西部を流れる庄川から引き込んだ農業用水が、らせん状の鉄製羽根を重ねた水車(直径90センチ)を勢いよく回していた。地元の鍛冶(かじ)職人が大正時代に作り、農作業の動力源として使っていた「らせん水車」だ。 最盛期には全国で約2万台が農作業を支えたが、機械化や電化の波に押されて衰退し、今やその存在を知る人は少ない。螺旋(らせん)水車保存会の細川修さん(68)は「子供のころ、よく水車で打ったわらの重い束を運ばされた」と懐かしむ。 富山県立大の滝本裕士准教授(水資源学)らの研究グループは、保存会の協力を得て、国内の水使用の約7割を占める農業用水を動力源にした小水力発電システムの開発に取り組んでいる。
かつての湖底は車の運転練習場となり、若者たちが車を走らせていた(2007年11月30日、中国・山西省大同市郊外の文瀛湖で)=野本裕人撮影 過去50年で最悪の干ばつが昨年、中国・内モンゴル自治区東部を襲った。 「8年前から気候が変になった。雨が降らず、地下水も6年前から枯れ出した」。被害が大きかった奈曼旗八仙筒鎮(なまんきはっせんとうちん)の農村。夫と2人でトウモロコシを作るテンマーレンさん(51)が沈んだ表情で語り始めた。 昨年は、春から雨が全く降らなかった。平均気温が平年より1〜4度も高い日が続いた。「20万人と牧畜57万頭の飲み水の確保が困難」。7月、新聞が伝えた。草の成長が悪く、通遼市では羊約2万7000頭が死んだ。 約70アールの畑の頼りは地下水だが、水位は地下10メートルから50メートルに下がった。大型ポンプのある近所の人から畑にまく水を買う。ガソリン代を含め、1回約100元(約
5人がテントで野営し、女性客2人が死亡した北沼のテント場(中央の大岩手前)。北沼分岐(左上の沼近く)では、ガイドと女性客1人が死亡した=大雪山系トムラウシ山中遭難当日のルート ぴっぴっ、ぴぴっ。青空の下でナキウサギの声が響き、高山植物が咲き乱れる北海道大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)山頂付近。波紋一つない沼には頂がくっきりと映る。ここで、わずか1カ月前に登山ツアーの18人が遭難、8人が凍死という惨劇が起きたとはにわかには信じがたい。条件は違うが、あの日の経緯を検証しながら8日に同じコースをたどり、山の怖さを考えた。 18人は、旅行会社アミューズトラベル(東京)主催のパーティー。7月16日午前5時30分、宿泊したヒサゴ沼の避難小屋を出た。強い風雨のため、予定より30分遅らせた出発。ガイドは「午後から天候は回復する」と判断した。 だが、前日からトムラウシ登山のガイドを予定してい
【業界予測09夏】失業率10%、賃金も8%減続く 受難はこれから? (1/3ページ) 2009.8.16 12:30 日経平均株価が1万円台を回復するなど、日本経済に「最悪期を脱した」との見方が広まっている。製造業を中心に輸出が持ち直したことで生産が反転。国内消費にも政府の景気対策の効果が浸透しつつあるのは確かだ。しかし、企業には雇用と設備という2つの「過剰」がのしかかるほか、世界経済を牽引(けんいん)する米国経済は金融機関の不良債権問題など多くのリスクを抱える。日本経済はこのまま回復軌道を描けるのか。平均後退期間を超える 「速く、深く、長い」 7月24日に発表された平成21年度の経済財政白書は、昨年秋の「リーマン・ショック」以来の景気後退の特徴をこう表現した。今回の景気後退のスピードは過去の不況時に比べて非常に「速い」うえ、今年1〜3月期のGDP(国内総生産)も戦後最悪の年率14.2%
バス停「鰊(にしん)御殿」。その前には、がっしりした2階建ての建物があり、今も旅館として使われていた。北海道の南西部、日本海に面した寿都町。「町がニシンの大漁に沸いたのは明治の話です」と寿都町漁協の木村親志(ちかし)専務(49)は話す。 人口3700人の町にとって、漁業は産業の柱。近年はカキやホタテの栽培漁業が軌道に乗り、昨年は7000トンを超えるホッケの豊漁に沸いた。だが、先行きは明るくない。 「白くなっているのが見えるでしょう」。木村さんが数十メートル先の海を指さす。沿岸部の海底が、石灰藻と呼ばれる白く硬い殻のような海藻で覆われる「磯焼け」だ。 磯焼けや不漁の原因の一つには、ダムなどで川が分断され、森から出た腐植土や鉄分が海まで届きにくくなっていることが挙げられている。森や川から切り離されたら、海は死んでしまう。弘仁12年(821年)の太政官符は、農民による山の樹木伐採を一部禁止してい
下流から2番目の治山ダムは老朽化によって底の一部に穴が開いている。早ければ来年から、この中央部を撤去し、沢を復活させる工事が始まる=柴田文隆撮影 心臓が破れそうだった。登り続けて45分、やっと目指す高台に立った。 「で……、保全地域はどこまで……ですか」。あえぎながら尋ねると、林野庁関東森林管理局の担当者が平然と言った。「ここから見える範囲全部です。あの山の向こうは新潟県です」 群馬県みなかみ町北部に広がる約1万ヘクタールの国有林「赤谷(あかや)の森」。利根川水系の赤谷川が流れ、ツキノワグマやイヌワシ、クマタカが生息する。 この豊かな自然を、住民と自然保護団体、林野庁の3者で共同管理するというユニークな取り組みが行われている。森を、手をつけず原自然に戻す地域、人工林管理の研究・実践を行う場所、環境教育のフィールドなど6区域に分け、総合的な保全・利用を目指すプロジェクトだ。 約20年前、一帯
「ちちぶバイオマス元気村発電所」の木質チップ保管所。チップをつかみあげるクレーンも止まったままだ(5日、埼玉県秩父市で)=鷹見安浩撮影 しんと静まり返った構内で、金属製の炉が冷たく光る。作業室のタッチパネル画面には「発電電力0・0kW」の文字が浮かぶ。 面積の87%が森林の埼玉県秩父市。森と川に囲まれたキャンプ場に立つ「ちちぶバイオマス元気村発電所」は、間伐材を砕いた木質チップを燃やし、発電と熱供給を行ってきた。 運転開始は一昨年4月。同市が林野庁の交付金を含め、2億4360万円をかけて建設した。全国でも珍しい自治体運営の木質バイオマス発電所として、視察者が詰めかけた。 しかし、今年5月に稼働停止。選挙戦で一時休止を公約に掲げ、当選した久喜邦康市長は「財政難で無駄を省いているのに、大きなお荷物。民間委託か廃止することを検討中」と語る。 市の計算では、原木購入やチップ加工の費用を含めた1キロ
地に足のついた二酸化炭素(CO2)削減は、化石燃料への依存を減らし、自然資源を大事に使うことから始まる。森の今を報告する。 ◇ ポスト京都 「吸収量」新商法 スギ、ヒノキの山々に、奇妙な契約話が波紋を広げた。面積の94%が山林の大分県佐伯市宇目地区で昨年、「山林(CO2吸収量)の賃貸借契約書」が出回った。 「日本森林環境」という会社が山林所有者から「樹木のCO2吸収量確保能力」を賃借し、CO2排出量を抑えたい企業に再レンタルする仕組み。同社代表(53)と同地区出身の大分市の機械整備会社社長(61)が、様々な人を介して山主らに話を持ち込んだ。 約20か所、計60ヘクタールの山を持つ小野宗教さん(68)は、3月に契約を結ぶ予定だった。 高校卒業後、1人で山仕事を続けてきた。小型パワーショベルで山を傷つけないように細かな作業路をつけ、間伐をして回る。年収300万円。年1ヘクタール当たり1万円の
北海道・大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)で先月16日、東京の旅行会社が企画した縦走ツアーの参加者ら18人が遭難、計8人が凍死した事故で、同行ガイドらは当初、風雨をしのぐためのテントもなく、低体温症で動けなくなったツアー客と山頂付近でビバークしていたことがわかった。 捜査幹部が明らかにした。道警は、パーティーの人数に対し携行する装備品が不十分で、ガイドが最後に天気予報を確認したのは遭難の2日前だった点を重視。ツアーを企画した「アミューズトラベル」(東京)側の刑事責任追及も視野に、事故から約1か月の17日、ガイド立ち会いの下で、遭難現場での実況見分を行う。 一行のうち低体温症で動けなくなったツアー客らの一部が山頂付近でビバーク。しかし、簡易テントを持参していたガイドが下山したため、0度近い風雨の中で救助を待っていたという。その後、登山道整備業者が非常時用に残していた大型テントと毛布、
北海道大雪山系トムラウシ山(2141メートル)で登山ツアーの8人が凍死した遭難事故で、山頂付近で発見されたガイド1人を含む5人(うち2人が死亡)が野営に使ったテントは、登山道整備業者が従業員の宿泊に備えて山中に保管していたものだったことが、道警などへの取材でわかった。ガイドが救助要請などのために山頂付近を歩き回った際、偶然見つけたテントを運んだという。 道警は、このテントがなければ死者はさらに増えていた可能性があるとみている。遭難した日は、下山してトムラウシ温泉に泊まる日程だったことから、ガイドは客を十分に収容できるテントを持っていなかったとみて、装備が十分だったかどうか調べている。16日で事故から1カ月。 ツアーは、大雪山系の尾根づたいの四十数キロを2泊3日で縦走するコース。事故があった7月16日は、ヒサゴ沼の避難小屋から約15キロ歩いて下山する予定だったが、客15人(55〜69歳)
弾道ミサイルに対処するミサイル防衛(MD)で、防衛省は15日、ミサイルを迎撃する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を全国に拡大配備する方針を固めた。北朝鮮の脅威を踏まえ、対処能力を強化する措置で、追加の装備取得を平成22年度予算の概算要求に盛り込む。航空機撃墜用のPAC2運用部隊が混在する航空自衛隊の高射部隊はすべてPAC3化し、部隊の削減で合理化も図る。関連記事海上配備型ミサイルで迎撃 米、実験に…「国産PAC3」今秋、米で初試射 安…記事本文の続き PAC3は全国に6つある空自高射群のうち、3つの高射群への導入を計画していた。18~19年度に首都圏をカバーする入間基地(埼玉)の第1高射群(高群)に配備を完了。20~22年度には名古屋や大阪に展開する岐阜の4高群、九州北部を防護する春日(福岡)の2高群にも導入する。教育用として浜松(静岡)にも配備している。 この配備計画は、政治・経済の
社会人落語初代日本一決定戦」で初代名人に輝いた南野三千世さん=大阪府池田市 アマチュア社会人落語家のチャンピオンを決める「社会人落語初代日本一決定戦」が15日、大阪府池田市で初めて開かれ、「五月家ちろり」の高座名で出場した同市の南野三千世さん(47)が初代名人に輝いた。全国各地から362人の応募があり、この日は事前審査を通過した148人が参加、「落語バトル」を繰り広げた。 南野さんは大阪芸術大学のクラブ活動で落語をたしなんでから長年遠ざかっていたが、07年に同市に「落語みゅーじあむ」がオープンしたのを機に再び取り組み始めたという。地元でともに居酒屋を切り盛りする夫も出場。8人で争った決勝で、古典落語「阿弥陀池」をきびきびと演じきった。「緊張していましたが、精いっぱいやりました。落語をやってきて良かった」と満面の笑みだった。 大会統括の桂三枝さんは「みなさんのレベルが高すぎて選ぶのが難
古典落語「池田の猪(しし)買い」「牛ほめ」ゆかりの大阪府池田市で15日、アマチュア落語家No・1を決める「社会人落語 初代日本一決定戦」が開かれ、同市の飲食店経営、南野三千世さん(47)が優勝、賞金50万円を手にした。 市や上方落語協会などでつくる実行委が初めて開催。学生以外なら年齢や性別など一切不問で、全国から応募があった362人の中から、事前審査を通過した21〜83歳の男女148人が市内5か所で予選を競った。 決勝は僧侶や大学教員、アナウンサーら8人が自慢のネタを披露。審査員の桂三枝さんらが「レベルが高すぎて困った」と評する戦いとなったが、大学時代、落語研究会に所属し、現在も地域寄席などに出演する南野さんが「阿弥陀(あみだ)池」をこなれた様子で語り、見事栄冠を勝ち取った。 南野さんは「緊張したけど、100点満点の出来でした」と興奮気味だった。
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